「セルティックにとって画期的」 井手口陽介の補強の可能性に英メディア言及「興味深い」

ガンバ大阪でプレーするMF井手口陽介【写真:Getty Images】
ガンバ大阪でプレーするMF井手口陽介【写真:Getty Images】

推定移籍金は1億3000万円で「それほど大きなリスクはない」

 スコットランド1部セルティックは、今冬の移籍市場で日本人選手補強の可能性が常に報じられている。ボランチに関して、海外メディアではガンバ大阪のMF井手口陽介の獲得が「大きなリスクはない」としている。

 移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者はツイッターで、セルティックが獲得を狙っていたノルウェー1部ボデ・クリムトのMFパトリック・ベルグが、フランス1部ランスへの移籍を決めたとレポートしている。

 それを受け、英メディア「90min」監修のセルティック専門ニュースサイト「the celtic bhoys」では、井出口を獲得する可能性と移籍金について言及している。

「セルティックは1月にトリプルディールを狙っていると言われている。そして、その候補の1人が井手口陽介だ。中盤はセルティックが改善しなければならないエリアであり、補強を狙うのは驚きがないだろう。しかし、井手口の噂は突然出てきたもので、非常に興味深い。井手口との契約はセルティックにとって画期的なことかもしれない。最も良いことは、100万ユーロ(約1億3000万円)の移籍金で十分と考えられていることだ。したがって、たとえうまくいかなかったとしても、それほど大きなリスクはない」

 記事では、井出口がイングランド1部リーズ(当時2部)でプレー経験のあることにも言及し、横浜F・マリノスの監督も務めたアンジェ・ポステコグルー監督が日本人やJリーグを熟知していることにも期待を寄せている。

「井手口は数年前にリーズに加入しヨーロッパでの経験を積んだが、この日本のスター選手にとってはうまくいかなかった。ドイツとスペインにレンタル移籍し、最終的に日本に戻ってきた。数年前、井手口は日本で最も評価の高いタレントの1人であり、若くして日本代表にも入っていた。リーズに移籍したことで、彼の成長は止まってしまった。しかし、ポステコグルーは日本で監督を務めた経験があり、Jリーグの選手について素晴らしい知識を持っている。間違いなくセルティックに多くを与えてくれるだろう」

 また、井出口の長所についても「タックルを恐れず、ディフェンシブな中盤でシンプルかつ堅実なプレーを続ける井手口は、パスもしっかりしている。彼の際立った資質は、間違いなくボールインターセプトだろう。そして、遠目からのシュートも怖がらず、スペクタクルなゴールを決めるのが得意だ」とレポートした。

 セルティックの専門サイトでの評価の高さからも、移籍が実現すれば大きな期待とともに迎えられることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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