“ポスト・メッシ”への挑戦…バルサ監督が手応え 「最初の30分はここ数年で最高」

バルセロナが開幕戦でレアル・ソシエダに勝利【写真:AP】
バルセロナが開幕戦でレアル・ソシエダに勝利【写真:AP】

リーガ開幕戦でソシエダに4-2勝利、クーマン監督「よりコレクティブになるかもしれない」

 バルセロナは現地時間15日にリーガ・エスパニョーラの開幕戦でレアル・ソシエダと激突。“ポスト・メッシ”時代”のスタートを告げる一戦は、スペイン代表DFジェラール・ピケの先制点やデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテの2ゴールなどで4-2の勝利を収めた。ロナルド・クーマン監督は「最初の30分はここ数年のなかでも最高のパフォーマンス」と試合を振り返っている。スペイン紙「スポルト」が報じた。

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 絶対的エースだったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)の電撃退団のインパクトが尾を引くなかで迎えた新シーズンの開幕戦。クーマン監督はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン、ブライトバイテの2人に新加入のオランダ代表FWメンフィス・デパイを加えた3トップを先発起用。東京五輪銀メダリストのMFペドリと新加入DFエリック・ガルシアもスターティングイレブンに名を連ねた。

 前半19分にセットプレーからスペイン代表DFジェラール・ピケのヘディングシュートで先制したバルセロナは、前半アディショナルタイムにはブライトバイテが追加点をゲットして前半を2-0で折り返す。さらに後半14分には再びブライトバイテがGKの弾いたこぼれ球を押し込んで3-0とリードを大きく広げた。

 順調な試合運びを見せていたバルサだったが、同37分に20歳のFWフレン・ロベテ、さらにその3分後にスペイン代表FWミケル・オヤルサバルとソシエダに連続ゴールを許し、一気にその差を詰められた。

 それでもアディショナルタイムにはスペイン代表MFセルジ・ロベルトがダメ押しのゴールを決め、4-2で開幕白星を飾っている。

 試合後、クーマン監督は「我々のゲームは以前に比べてよりコレクティブになるかもしれないね。レオがいたほうが良いと思っていたが、今はもう1人で試合を決めてしまう選手はいないからね」と退団したメッシに触れつつ、チームの変化について語った。

 終盤に失点を重ねるなど不安定さも露呈した開幕戦となったが、オランダ人指揮官は「我々はボールを持たないゲームとプレッシングについてよく機能していた。最初の30分はここ数年のバルセロナのなかで最高のパフォーマンスだった。それが我々の目指す道だ」と、特に序盤の戦いぶりを絶賛した。

 大きな転換期を迎えているバルセロナだが、クーマン監督はメッシ不在でも競争力を維持できていると手応えを感じていたようだ。

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