「中村俊輔の足跡を辿る」 古橋獲得のセルティック、”経済効果”に現地紙注目

セルティック移籍が決定したFW古橋亨梧【写真:井上智博】
セルティック移籍が決定したFW古橋亨梧【写真:井上智博】

活躍次第ではリーグ側にも恩恵? 古橋の“加入効果”に現地メディアが熱視線

 日本代表FW古橋亨梧は、J1ヴィッセル神戸からスコットランドの名門セルティックへ完全移籍した。移籍決定の一報が現地でも注目されるなか、英紙「ザ・サン」のスコットランド版は、リーグ全体への“経済効果”に注目している。

 450万ポンド(6億8000万円)の移籍金でセルティックへ加入したとされる古橋は、中村、元日本代表MF水野晃樹に続き、クラブ史上3人目の日本人プレーヤーとなった。移籍決定の一報は現地でも大きな注目を集め、英メディア「Glasgow Live」では古橋の得点力や才能を「本物だ」と称えられるなど、期待の眼差しが向けられている。

そんななか、「ザ・サン」紙はスポーツ経済学のクリス・ブラッディ教授の談話を紹介。同教授はセルティックによる古橋の獲得を「素晴らしい試み」と語り、「セルティックは、この契約によって多くの注目を集めることになった。SNSのブーストがそれを示している。これから彼らはそれを正当な利益に変換する必要がある。それはユニフォームを何枚販売できるか。テレビ局の注目を集められるかだ」と見解を述べた。

 またブラッディ教授は「セルティックが海外で十分な関心を集めることができれば、スコットランドリーグのすべてのクラブに利益が出てくる」とも指摘。古橋の活躍次第では、セルティックの世界的な注目度が向上する可能性もあるだけに、リーグ全体に及ぼす経済効果にも注目していた。

 今後はメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ予定となっている古橋。記事では「母国で最も偉大なサッカー選手の一人である中村俊輔の足跡を辿る」とも綴られているが、新天地での活躍で明るい話題を提供してほしいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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