「理想的ではない」 冨安健洋、新天地移籍で浮上する“問題点”を英メディア指摘

去就が注目されるDF冨安健洋【写真:Getty Images】
去就が注目されるDF冨安健洋【写真:Getty Images】

トッテナム移籍が浮上も、東京五輪参加による“合流時期”への懸念を現地指摘

 プレミアリーグのトッテナムはボローニャの日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて交渉中と報じられている。そうしたなかで英メディア「フットボール・ロンドン」は冨安の獲得でヌーノ・エスピリト・サント新監督が直面するであろう“最初の問題”について特集している。

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 ボローニャでセンターバックと右サイドバックを兼任し、高いパフォーマンスで評価を高めた冨安。ACミランやアタランタなどイタリア国内クラブからの関心が伝えられていた一方で、最終ラインの補強を目論むトッテナムへの移籍も急浮上している。トッテナムが送ったボーナス込み1800万ユーロ(約24億円)のオファーはボローニャに拒否されたようだが、引き続き交渉の行方に注目が集まっている。

 そうしたなかで、英メディア「フットボール・ロンドン」は「冨安健洋がトッテナムに加入した際、ヌーノ・エスピリト・サント監督が最初に直面する問題」を特集。その問題とは、冨安の東京五輪参加によるチームへの合流の遅れだ。

 東京五輪の男子サッカーは大会開幕(7月23日)に先駆けて7月22日から始まり、8月7日に決勝戦が行われる。最終ラインの柱として五輪メンバーに選出されている冨安が活躍し、日本が勝ち進むほどにチームへの合流は遅れることになる。

 トッテナムは7月17日からプレシーズンマッチがスタート。その後、MKドンズ、アーセナル、チェルシーとの試合を経て、五輪の決勝戦から1週間あまりで王者マンチェスター・シティとのプレミアリーグ開幕戦(8月15日)を迎える。

そのため、記事では「夏に移籍する可能性がある選手にとっては理想的な準備ではないが、もしこの才能あるDF(冨安)がチームに加入するなら、エスピリト・サント監督に好印象を与えてレギュラーを獲得するためにはトレーニングに全力で取り組まなければならないだろう」と指摘されている。

 まだ獲得は決まっていない段階で、この“問題”について取り上げられるのは冨安への期待の表れと言えるだろう。引く手あまたの状況となっている冨安の去就から目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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