ジャマイカ戦で技ありの先制弾…「AS」紙も脱帽「素晴らしいゴール」

　U-24日本代表MF久保建英（ヘタフェ）は、東京五輪の最終メンバー選考前ラストマッチとなった12日の国際親善試合ジャマイカ戦（4-0）に先発出場し、前半32分に相手4人の股を抜く技ありの一撃で先制点を決めた。このゴールにスペイン紙「AS」も、「相手4選手の股間を抜いた素晴らしいゴール」と称賛している。

　東京五輪メンバー18人の“最終選考”となった一戦に、日本はDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航のオーバーエイジ3人がいずれもスタメン出場し、2列目には久保、MF堂安律、MF三笘薫の3人が初めてスタメンで並んだ。

　立ち上がりこそジャマイカが日本陣内に入り込む場面があったが、試合の主導権は徐々に日本へ。久保は前半20分にゴールポスト直撃の強烈な左足シュートで見せ場を作ると、飲水タイム明けの同32分に驚きの一撃を叩き込む。ジャマイカが集中を欠いた瞬間を逃さず、日本ボールのスローインから右サイドをドリブルでカットイン。低い強烈なシュートを放つと、ブロックに来た3人の相手DFとGKの股を連続で抜いてゴールを決めた。

　技ありの“4人股抜き弾”に、スペイン大手紙「AS」も反応。「クボ、日本で大暴れ：相手4選手の股間を抜いた素晴らしいゴール」と見出しを打つと、「タケ・クボが日本対ジャマイカ戦で先制点をマーク、スペクタクルなものだった。彼は4人の対戦相手の股間にボールを通した」と伝えた。

　リーガ・エスパニョーラでの2シーズン目を終え、今夏再びその去就が注目されている久保。U-24日本代表の一員として決めたゴラッソは、スペインメディアにもインパクトを与えたようだ。