唯一の“5つ星”、「ピッチの王様」と称えたのは? 日本代表「出場16人」を金田喜稔が採点

「ピッチの王様」と高評価を得た選手とは?【写真:高橋 学】
「ピッチの王様」と高評価を得た選手とは?【写真:高橋 学】

タジキスタンに4-1と勝利、FW浅野には「決めきる力を求めたい」

 日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタジキスタン戦に臨み、4-1で勝利して7戦全勝とした。すでに最終予選進出を決めているなか、森保一監督は大幅にメンバーを変更。テスト的な意味合いの強い一戦で、今予選7試合目にして初失点を喫したが、4ゴールを奪って快勝した。

 そんな日本の戦いぶりを識者はどのように見たのか。「天才ドリブラー」として1970年代から80年代にかけて活躍し、解説者として長年にわたって日本代表を追い続ける金田喜稔氏が、この試合に出場した全16選手を5段階(5つ星が最高、1つ星が最低)で評価。“急造チーム”の難しさがあったなかでも、初先発のチャンスで1得点1アシストと結果を残したMF古橋亨梧(ヴィッセル神戸)に唯一の5つ星、また3得点に絡んだ右サイドバックのDF山根視来(川崎フロンターレ)の攻撃面での貢献も高く評価した。

   ◇   ◇   ◇

<FW>
■浅野拓磨(無所属/→後半29分OUT)=★★★

 大迫の負傷もあって先発のチャンスを掴み、前半6分にはスペースへの鋭い飛び出しからシュートを放ち、そのこぼれ球から古橋の先制点が生まれた。武器であるスピードを見せつけ、大迫とは異なるタイプのストライカーとしてアピールしているが、一方でもう少し決めきる力を求めたい。後半14分には鎌田の完璧なパスから決定機を迎えたが、シュートは相手GKに阻まれた。セルビアで今季、得点を量産した実績はあるだけに、ゴール前での余裕を見せて得点を決めてほしい。

<MF>
■原口元気(ウニオン・ベルリン/→ハーフタイムOUT)=★★★

 もともと原口は周囲と連動するというより、自らが仕掛けてやり切ることが特徴のサイドアタッカー。縦へ抜けてからのクロス、あるいはカットインしてからのシュートという部分で結果を残さないとアピールできないが、この試合ではいずれも効果的なプレーを見せられず、物足りない印象を受けた。もちろん、攻守両面でのハードワークは行っていたが、もう少しチャンスに絡んでほしい。キャプテンマークを巻いたことで、少し重荷になった部分もあったのかもしれない。

金田喜稔

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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