1973年生まれ「世界ベスト11」 ロベカルに“歴代最強級”2ボランチ、伊FWコンビ選出

1973年生まれ「世界ベスト11」に選ばれた選手たちに注目【写真:Getty Images】
1973年生まれ「世界ベスト11」に選ばれた選手たちに注目【写真:Getty Images】

【世界年代別ベストイレブン|1973年生まれ編】ポスト役とサイドは多士済々、マケレレ&ダービッツの2ボランチは歴代最強クラス

 世界中に才能豊かな選手が集中する「黄金世代」は存在し、伝説のチームとして持て囃されてきたが、果たして史上最強の「生まれ年」はいつなのか。きら星の如く存在する各国スター選手を生まれ年ごとに分けて、世界の「年代別ベストイレブン」を編成。第1回目は1973年生まれを特集する。

 この年のFWには、強さと高さを兼ね備えたポストプレーヤータイプのストライカーが極めて多い。50人のリストのなかにも、元チェコ代表FWヤン・コラー、元ノルウェー代表FWトーレ・アンドレ・フロー、アルバニア代表FWイリ・ターレ、元セルビア代表FWサボ・ミロシェビッチ、元韓国代表FWチェ・ヨンス、元アルゼンチン代表FWマルティン・パレルモが入っている。元セルビア代表FWダルコ・コバチェビッチがリスト外になるほどの充実ぶりだ。

 数々の名ポストプレーヤーが並ぶが、ベストイレブンにはリーガ・エスパニョーラ、セリエAと2つのリーグで得点王に輝き、イタリア代表でも2度のW杯に出場した元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリを選出。彼のパートナーには、イタリア代表でもコンビを組んでいたFWフィリッポ・インザーギを入れる。

 中盤の両サイドには、2トップにボールを供給できるサイドアタッカーを起用したい。左サイドには、元ウェールズ代表MFライアン・ギグス、右サイドには元フランス代表MFロベール・ピレスというプレミアリーグで文句なしの実績を誇る2人とした。この年代は左サイドアタッカーも充実しており、ギグスの控え候補には元オランダ代表FWマルク・オフェルマルスのほか、ペルージャで元日本代表MF中田英寿と絶妙なコンビを見せた元クロアチア代表MFイバン・ラパイッチもいる。

 また、今回4-4-2の布陣を採用したため、トップ下を置けなかったことも残念だ。というのも、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)優勝メンバーでもある元ブラジル代表MFジュニーニョ・パウリスタをはじめ、元アメリカ代表MFクラウディオ・レイナ、元フランス代表MFヨアン・ミクー、元ナイジェリア代表MFジェイ=ジェイ・オコチャといったテクニシャンもいるからだ。

 中盤の底には、レアル・マドリードやチェルシーで守備的MFの重要性を広く知らしめた元フランス代表MFクロード・マケレレ、圧倒的な運動量と闘争心溢れるプレスが魅力だった元オランダ代表MFエドガー・ダービッツが引き締める。このマケレレとダービッツのコンビは、他のどの年代と比較しても、引けを取らないだろう。

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