「得点王への冒険は続く」 大久保、開幕3戦連発“ダイビングヘッド弾”を英アナリスト称賛

C大阪FW大久保嘉人【写真:Getty Images】
C大阪FW大久保嘉人【写真:Getty Images】

“古巣”FC東京戦で前半14分に開幕3試合連続ゴールをマーク

 セレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人は6日、J1リーグ第2節のFC東京戦(2-3)で自身初となる開幕3試合連続ゴールを決めた。英国人アナリストも「素晴らしい走り込みだった」と相手の隙を突く動きを称賛している。

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 大久保は今季、J2東京ヴェルディからC大阪へ完全移籍。2001年にプロデビューした“心のクラブ”でプレーするのは、スペインから帰国した06年までさかのぼり、実に15年ぶりの復帰となった。昨季は負傷の影響もあり、Jリーグでのキャリアで初めてシーズン無得点の屈辱を味わったが、類稀な得点感覚は錆びついていなかった。2月27日の柏レイソルとの開幕戦(2-0)でいきなり復帰後初ゴールを決めると、3日に行われた“古巣”川崎フロンターレ(2-3)との一戦でも2ゴールを叩き込み、開幕2試合連続ゴールをマークしていた。

 そしてこの日も、大久保にとっては2017年に在籍した“古巣”FC東京との対戦。味の素スタジアムに乗り込んだストライカーは、抜群の嗅覚を見せる。前半14分、敵陣右サイドで味方同士のパスがズレたが、MF坂元達裕が拾ってルックアップ。その瞬間に大久保が相手最終ラインの裏へ走り出すと、坂元が左足で供給した浮き球のボールに頭から飛び込み、軌道をわずかに変えてゴールネットを揺らした。

 一瞬の隙を逃さない抜群の得点嗅覚を見せた大久保のダイビングヘッド弾に、英大手プロバイダー「フットボール・レーダー」でアナリストを務めるサム・ロブソン氏も注目。自身のツイッターで、「撃ち合いのなか、オオクボの新たな得点王への冒険は続く。ナカムラ(中村帆高)の内側を突く、ベテランストライカーの素晴らしい走り込みだった」と称賛している。

 データ分析会社「オプタ」によれば、大久保の3試合連続弾は2015年以来。自身初の開幕3試合連続ゴールで、2015年以降ではFWラファエル・シルバ(2016、2017年)、FW鈴木武蔵(2020年)、FWレアンドロ・ペレイラ(2020年)に次いで史上4人目となった。

 今年6月には39歳を迎えるが、大久保は最高のスタートダッシュを切っている。

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