「パーフェクトな監督」 名古屋GKランゲラックが感謝、2人の名将に学んだ“哲学”とは?

昨季の最少失点に大きく貢献した名古屋GKランゲラック【写真:ⓒN.G.E.】
昨季の最少失点に大きく貢献した名古屋GKランゲラック【写真:ⓒN.G.E.】

【ランゲラック開幕インタビュー|第5回】キャリアの中で出会った2人の世界的な名将「とても強い」

 名古屋グランパスに所属するオーストラリア代表GKミチェル・ランゲラックは、現在32歳とベテランの域に入っており、2007年にプロキャリアをスタートさせて以来、多くの監督の下でプレーしてきた。それぞれの指揮官の“教え”を胸に刻み込んでいるなか、特に印象に残っている2人の名将がいるという。日本でも馴染みのある2人とは、いったい誰なのか。新シーズン開幕を控える本人が明かした。(取材・文=Football ZONE web編集部・小杉 舞)

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 Jリーグで存在感を放つランゲラックには、プロサッカー選手としての自身を作り上げた日本人にとっても馴染み深い2人の恩師がいる。32歳の守護神は、2007年に母国Aリーグのメルボルン・ビクトリーでプロキャリアをスタートさせ、10年にドイツ1部ドルトムントへ移籍。その後、シュツットガルト、レバンテを経て18年に名古屋へ加入した。代表としては、06年にU-20オーストラリア代表の一員としてAFCユース選手権に出場。そして今から10年前、22歳の時にA代表へ初招集され13年に国際Aマッチ初出場、14年ブラジル・ワールドカップ(W杯)メンバーに名を連ねた。

 そんなランゲラックが師事した1人が、ドルトムント時代のユルゲン・クロップ監督。10年に加入したドルトムントでは、5シーズン在籍してリーグ戦計19試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも3試合出場した。在籍1年目と2年目ではリーグ優勝を経験。MF香川真司(PAOK)ともプレーし、計5回のタイトル獲得に貢献した。ドイツの強豪を率いた世界的名将の下での経験は、ランゲラックにとってもやはりかけがえのないものだったようだ。

「彼は素晴らしい人だと思う。メンタル的、精神的なところも強くて、ドルトムントが成功したのは彼のサポートのおかげだったと思う。私も若かったけれど、彼にサポートしてもらった。リーダーとして、とても強い。当時のドルトムントでパーフェクトな監督だった」

 練習からとても厳しかった。競争は熾烈。そのなかで、気を抜くことは許されなかった。日本人としても香川や、現在はリバプールからサウサンプトンへ期限付き移籍しているMF南野拓実が指導を受けた。ドルトムントでのタイトルだけでなく、リバプールでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝、昨季はクラブにとって30年ぶりとなるリーグ制覇を達成。名将の下で学んだ日々はランゲラックにとっても印象深い。

「ハードワークを課す監督だった。どのトレーニング、練習でもゲームでもフルパワーでやっていた選手を好んで使っていた。トレーニングで100%やる選手を好んでいた」

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