サウサンプトンはチェルシーと対戦　先発の南野が貴重な先制点

　サウサンプトンは現地時間20日、プレミアリーグ第25節で強豪チェルシーとホームで対戦。今冬にリバプールから期限付き移籍した日本代表MF南野拓実はリーグ3戦連続で先発メンバーに名を連ねると、前半33分に絶妙な抜け出しから先制点を奪い、移籍後2ゴール目をマークした。

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　2月6日の第23節ニューカッスル戦（2-3）で先発を飾り、新天地デビューを飾ると、前半30分に左足の強烈な一撃を突き刺し、いきなり移籍後初ゴールを記録。前節ウォルバーハンプトン戦（1-2）でもリーグ2戦連続で先発出場した。一方、チームは6連敗中と泥沼状態から抜け出せずにいた。

　今節は智将トーマス・トゥヘル監督をシーズン途中に招聘した新生チェルシーとの対戦となり、序盤から主導権を握られ、防戦一方の展開。南野も中央でボールを受ける際、相手MFエンゴロ・カンテの激しいチャージに遭い、なかなか思うようなプレーをできずにいたが、前半33分にチェルシー守備陣の一瞬の隙を突くことに成功する。

　中盤でパスを回していたサウサンプトンは、FWネイサン・レドモンドがボールを持ったのを合図に、南野がチェルシー守備陣の隙間に走り込みを見せ、スルーパスを受けてペナルティーエリア内で決定機を迎える。キックフェイントを織り交ぜ、相手GKのバランスを崩すと、そのまま右足のアウトサイドで流し込み、先制点を奪った。

　ニューカッスル戦以来、2試合ぶりのゴールとなり、デビューから3戦で2ゴールを記録。国内屈指のビッグクラブを相手に最高の形で結果を残してみせた。