WEリーグ参入の大宮V、W杯優勝経験の鮫島&阪口、仲田が移籍を決断した理由は?

大宮アルディージャVENTUSの新加入選手たちに注目【写真提供:大宮アルディージャ】
大宮アルディージャVENTUSの新加入選手たちに注目【写真提供:大宮アルディージャ】

佐々木総監督の下、25名が新加入「素晴らしい選手たちが集まってくれた」

 2021年秋にスタートする日本初の女子プロサッカー「WEリーグ」に参入予定の大宮アルディージャVENTUS(大宮V)が6日、オンラインでの新体制発表記者会見を実施。25名の新加入選手を代表して、DF鮫島彩(←INAC神戸レオネッサ)、MF阪口夢穂(←日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、MF仲田歩夢(←INAC神戸レオネッサ)、MF小島ひかる(←FC十文字VENTUS)、MF村上真帆(←早稲田大学ア式蹴球部)の5人が登壇した。

 WEリーグ発足に伴い、新たにチームを立ち上げた大宮Vは、前なでしこジャパン(日本女子代表)監督の佐々木則夫氏がトータルアドバイザー兼総監督、岡本武行氏が監督、元なでしこジャパンFW大野忍氏がコーチに就任。そのなかで、大きな注目を集めたのは、2011年の女子ワールドカップ優勝を知る鮫島や阪口ら実績ある選手たちの加入だった。

 佐々木総監督は、「産声を上げたVENTUSは、これから様々なことを準備しないといけない。スペクタルなゲームを展開するにあたっては、経験があって模範になれる選手が必要。経験を持っている選手が中堅・若手を引っ張っていく。素晴らしい選手たちが集まってくれた」と編成について語った。

 INAC神戸から加入したベテランの鮫島は、「自分が現役のうちにプロリーグが発足するのは奇跡的なタイミング。女子サッカー界がさらに盛り上がるためにも、新たなことに挑戦したい。新たに立ち上げるチームに初年度から携わってみたいという気持ちも強かった」と移籍決断の理由について言及。「私のストロングポイントはスピード、アジリティーの部分。そこを生かしてくれるようなパスを送ってくれる選手がVENTUSにたくさんいるので、使ってもらえる動きをしたい」とイメージを膨らませた。

 ベレーザから移籍した阪口は、佐々木総監督から熱烈オファーがあったことを明かし、「(W杯優勝の)2011年から素晴らしい夢をたくさん見させて頂いたので、何か力になれたらなと。すごく悩んだけど、新しいチームに魅力を感じて決断しました。試合の中で、状況を考えてプレーを選んでチームに落ち着きをもたらせるプレーをしていきたい」と話した。

 また、鮫島と同じINAC神戸から加入した仲田は、試合出場を求めての決断だったことを告白。「移籍が初めてなので、とても悩みました。試合の出場時間を求めるために、環境を変えることは大事なのかなというのは一番のきっかけ。それに加えて、立ち上げのチームということで、楽しいことが待っていそうだなというイメージができた」と語り、武器であるパワーあふれるドリブルやシュートを武器に、シーズン「10得点」を目標に掲げた。

 大宮Vは2月20日に初練習(完全非公開)を予定。秋の開幕に向けてチーム作りを進めていく。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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