香川真司、新天地移籍を決断した理由は…ブログで心境を吐露 「非常に満足」「腹を据えて…」

ギリシャ1部PAOKに移籍したMF香川真司【写真:AP】
ギリシャ1部PAOKに移籍したMF香川真司【写真:AP】

香川真司が公式ブログで動画を公開 「前だけを見て戦い続けていきたい」

 ギリシャ1部PAOKに移籍したMF香川真司は現地時間3日、国内カップ戦のキペロ・エラーダス3回戦第2戦のAEL戦(2-1)に途中出場し、新天地デビューを飾った。4日には自身の公式ブログを更新。動画で心境を語っている。

 香川は2019年夏、サラゴサに加入して念願のスペイン初上陸。開幕当初は先発出場を重ねていたものの、中盤戦以降は出場機会が減少してチームも昇格を逃してしまう。戦力刷新の必要性が指摘されたなか、香川はEU圏外枠であることに加え、高給に見合うパフォーマンスを発揮できなかったため、両者合意のうえでの退団が昨年10月に正式決定した。

 本人は欧州でのキャリア続行の意向を表明し、古巣セレッソ大阪からのオファーも固辞して、最終的には昨季からラブコールが届いていたPAOKへの加入を決断。加入後のリーグ戦ではベンチ外となっていたが、AEL戦ではベンチ入りを果たすと、後半18分に途中出場し、新天地デビューを飾った。

 香川にとってはサラゴサに在籍していた昨年8月16日エルチェ戦以来、約半年ぶりの公式戦出場。4日には自身の公式ブログを更新し、動画で移籍を決断した心境を述べている。

「今回の決断に至って、正直非常にいろいろ悩んで考えましたけど、自分の決断は非常に満足のいくものだったと思っていますし、自分で想像する以上に自分自身がこの挑戦に向けて腹を据えているというか、前進していくだけという覚悟を感じています。これから始まるチャレンジに向けて、前だけを見て戦い続けていきたいな、と。

 自分なりに欧州での10年のキャリアの中でたくさんの経験をしてきたし、この半年に至ってはチームがない状況で、個人で練習してきて、いろんなことと向き合い考えることができた時間だったので、自分の思いはより強くなったと感じています。言葉で言うのは簡単なので、そういう思いをこれからの自分のプレー、グラウンドの上で証明して見せていきたいと強く感じています」

 半年間の“浪人生活”を経て掴み取った新たな舞台。香川にとって、どんなシーズンとなるのか注目が集まりそうだ。

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