南野の契約に「リバプールが有益な条項を盛り込んだ」 出番獲得の“秘策”に英注目

サウサンプトンへ期限付き移籍したMF南野拓実(※写真はリバプール時代)【写真:Getty Images】
サウサンプトンへ期限付き移籍したMF南野拓実(※写真はリバプール時代)【写真:Getty Images】

サウサンプトンとの契約内容は…「出場機会を与えるような動機付けをする条項を提示」

 リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間2月1日、プレミアリーグ移籍期限の締め切り直前にサウサンプトンへのレンタルが発表された。英メディアは「リバプールは南野の契約に有益な条項を盛り込んだ」と見出しを打ち、南野に出場機会をもたらすための“秘策”を明かしている。

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 南野はリバプールで勝負の2シーズン目を迎えていたが、なかなか出場機会を得ることができず苦しい日々を過ごしていた。リーグ第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録したものの、それ以降はリーグ7試合でわずか6分間の出場にとどまっており、アタッカー陣の序列で最下層にまで後退していた。

 そのなかで、2月1日に今冬の移籍期限最終日を迎えたが、土壇場でサウサンプトンへの期限付き移籍が決定。レンタル期間は今シーズン終了までとなっているが、英メディア「HITC」は「リバプールは南野の契約に有益な条項を盛り込んだ」と見出しを打ち、契約事項の詳細について触れている。

「リバプールは確実に、サウサンプトンがミナミノに出場機会を与えるような動機づけをする条項を提示した。ミナミノの出番が少なくなった場合、リバプールにより多くの費用を支払わなければならない内容だ。ミナミノは試合に出るためにサウサンプトンへ移籍したが、もしそれが実現しなくても、財政的な棚ボタが舞い込む利益を得ることになる」

 リバプールは、南野を巡るサウサンプトンとの契約に、出場機会を与えなければ支払金額が増える条項を盛り込んだと伝えており、「リバプールにとっては巧妙な立ち回りであり、移籍金と年俸の両方をサウサンプトンが負担していることを踏まえても、クラブにとっても選手にとっても素晴らしい移籍となった」と指摘している。

 南野がサウサンプトンで出番を勝ち取るため、リバプールもできる限りのバックアップを提供していたようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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