「使い道があれば、残したはず」 南野拓実の電撃移籍に元プレミア監督が独自見解

サウサンプトン移籍が決まったMF南野【写真:AP】
サウサンプトン移籍が決まったMF南野【写真:AP】

レドナップ氏はリバプールの判断に理解「実力も足りなかったのだろう」

 冬の移籍市場最終日である1日、日本代表MF南野拓実はリバプールからサウサンプトンへ期限付き移籍することが発表された。南野の放出について様々な見解が示されるなか、かつてトッテナムなどを率いたハリー・レドナップ氏は、リバプールの判断を妥当と見ている。英メディア「フットボール365」が報じた。

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 2020年1月の移籍市場で、オーストリア1部のザルツブルクからリバプールに加入した南野だが、昨季30年ぶりのリーグ優勝を果たした強豪の中で、出場機会を思うように得られていなかった。今季リーグ戦でも第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録したものの、その後も出場機会は増えず。チームが勝てない時期には、「なぜ、南野を起用しない」と、ユルゲン・クロップ監督の采配を疑問視する声も英メディアから挙がっていた。

 そうしたなかで南野は、サウサンプトンへの期限付き移籍が発表された。十分なチャンスを与えられていないという意見もある一方で、リバプールでプレーするためには実力が足りなかったとする考えもある。多くのプレミアクラブを率いてきたレドナップ監督は、後者の考え方をしているようだ。

 レドナップ氏は「彼はリバプールで活躍できていなかっただろう? もしリバプールが彼を好んでいたら、放出することはなかったはずだ。使い道を見出せていたら、期限付き移籍はなかっただろう。彼らはチャンピオンズリーグでも勝ち上がっており、その他の大会も敗退していない(※FAカップ、リーグカップは敗退)。さらにプレミア連覇を目指している。クロップ監督が、少しでも使い道があると思ったのであれば、彼を残していたはずだ。だが状況を見て、現時点で彼の状態は良くなく、実力も足りなかったのだろう」と、自身の見解を語っている。

 今回の南野の期限付き移籍には、完全移籍のオプションがついていない。そのため、2021-22シーズンの開幕時には、リバプールに戻る予定となっている。残りのシーズン、南野は新天地で真価を発揮することが求められる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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