浦和新監督、沖縄キャンプで“可変型”を集中練習 スタメン争いも激化「みんな横一列」

指導する浦和のリカルド・ロドリゲス新監督【写真:轡田哲朗】
指導する浦和のリカルド・ロドリゲス新監督【写真:轡田哲朗】

沖縄キャンプ中の浦和ロドリゲス新監督が取材対応 「理解力、吸収力がある」

 浦和レッズは現在、沖縄県でトレーニングキャンプを行っている。30日にはリカルド・ロドリゲス新監督が取材対応。ここまでのチーム作りに「良いところはたくさんあるけれども、選手たちのやろうとしていることへの理解力、吸収力があると感じている」と手応えを話した。

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 ロドリゲス監督は昨季まで4年間、徳島ヴォルティスを率いて昨季はJ1昇格に導いた。今季からは浦和の指揮を執る。18日に始動して約1週間は本拠地さいたまでトレーニングし、24日から沖縄入り。29日には今季初の対外試合となる沖縄SV戦(30分×3本)で、2-0と勝利している。

 指揮官は浦和の陣容について「確かに徳島でやってきたことと似ている部分はあるけど、必ずしもそれをすべてやるわけではない。浦和の選手の特徴を生かすやり方、シャドーや中央で力を出せる選手が多いので、彼らの力を出してあげられるのが1つだ」と、選手たちの良さを引き出すことをテーマにしていると話す。

 特にトレーニングでは、マイボール時には3バック化してボールを運び、相手ボール時になると即時奪回を目指した激しいプレスを狙う。そして、相手がボールを落ち着ければ4バックのブロックに変化するという可変型のサッカーを落とし込んでいる。

 そうした戦術的なハードルの高いことを要求しているが「良いところはたくさんあるけれども、選手たちのやろうとしていることへの理解力、吸収力があると感じている」と、手応えを話す。そして、「できていること、できていないことの発見はあるので落とし込みながら、繰り返しやることの重要性もある。そういうのが今の時期なので積み重ねていきたい。この時点では選手たちの理解度もトレーニングへの取り組みも良いので、続けていければ」と、充実感を口にした。

 また、対外試合を1試合行ったことで見えた現時点でのチームに対する評価には、具体的な言葉が並んでいる。

「攻撃のところ、相手を押し込んでいるので選手たちの特徴、技術、はがしていく力があるチームだと思っていたし、コンビネーションも良かった。切り替えの前から激しくいって連動するところ、突破されたら全体が戻ると。ボールに対してダラッと戻るのではなくコンパクトにできていたので良かった。ビルドアップのところで動かし方や人の位置、(相手が)前から来ようとするチームだったので、うまくいく時もハメられることもあった。はがすところと、はがした後の裏のスペースへのパスは足りなかった」

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