堂安の“高難度”右足弾がドイツで高評価 「誰よりも多かった」と称賛された数値とは?

味方に称えられるビーレフェルトの日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】
味方に称えられるビーレフェルトの日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】

シュツットガルト戦で個人技から今季3点目、「キッカー」誌の今節ベストイレブンに選出

 ビーレフェルトの日本代表MF堂安律は、現地時間20日に行われたブンデスリーガ第17節シュツットガルト戦に先発し、後半41分に自身今季3点目を決めるなど3-0の快勝に貢献したが、ドイツメディアからは軒並み高評価を得ている。

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 衛星放送「ユーロスポーツ」ドイツ版は、「ビーレフェルトは昇格組同士の直接対決を制すると同時に今季最高のパフォーマンスを見せた」と残留争いの中にあるチームにとって会心の勝利になったことを伝えるとともに、堂安についても「右サイドで相手にとって抑えづらい攻撃の牽引役となっていた」と攻撃面で大きな役割を担っていたと称えた。ドイツのサッカー専門誌「キッカー」も評価点2(1が最高点、6が最低点)の高評価とともに、堂安を17節のベストイレブンの1人として選出している。

 また、ブンデスリーガ公式サイトでも堂安はシュツットガルト戦のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれているが、同サイトでは「クロスボールでシュツットガルトのDFマルク=オリバー・ケンプフのオウンゴールを誘発し、自らチームの3点目も決めた。ドリブルが武器のこの日本人は、チーム内最多となる3本のシュートを放ち、スプリント回数でも34回でチームの誰よりも多かった」と具体的なデータを挙げてシュツットガルト戦での堂安のパフォーマンスを評価している。

 さらに、堂安は昨季から同サイトで表示されているゴール期待値でも目立った数値をはじき出したようだ。ゴール期待値とは、シュートを放った選手の位置やシュートの打ち方、相手選手の位置などを基にして、過去の試合から収集した膨大なデータからはじき出される確率で、同じ状況でシュートを放った場合に得点になる可能性を表わしている。同サイトによると、堂安の3点目のゴール期待値は8%でこの日生まれた3ゴールの中では最低の数値、つまり最も困難な局面から生まれたゴールだったという。

 ここ3試合で2勝1分と順調に勝ち点を積み重ねているビーレフェルトは、23日に元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地の所属するフランクフルトと対戦する。中2日という過密日程での試合となるが、堂安には引き続き攻撃のキーマンとしての活躍が求められそうだ。

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