ギネス記録を更新? 世界驚愕の推定“100m弾”GK、歴代最長ゴールの可能性が浮上

ニューポート・カウンティでプレーするGKトム・キング【写真:Getty Images】
ニューポート・カウンティでプレーするGKトム・キング【写真:Getty Images】

世界で話題となった英4部GKキングの超長距離弾「自分でメジャーを持って測りに行くよ」

 イングランド4部相当のEFLリーグ2のニューポート・カウンティに所属するGKトム・キングは、現地時間19日に行われたチェルトナム・タウン戦(1-1)でゴールキックから直接ゴールを決めて大きな話題を呼んでいる。推定100mの超長距離弾はギネス更新の可能性もあるようだ。

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 滅多にお目にかかれない驚きのゴールが生まれたのは、0-0で迎えた前半12分だった。キングが右足で思い切り良く蹴ったゴールキックはそのまま敵陣深くまで飛び、ペナルティーエリアの手前でワンバウンド。大きく弾んだボールはチェルトナムGKジョシュア・グリフィスの頭上を超え、そのままゴールネットを揺らした。

 2013年に当時ストークに在籍していたボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKアスミル・ベゴビッチ(現ボーンマス)が自陣のペナルティーエリア内からゴールを決め、その飛距離100.5ヤード(91.9メートル)が最長ゴール記録としてギネスブックに認定されている。2014年には未公認ながら、蔚山現代尾浦造船GKク・サンミンが100メートルのゴールを決めているが、キングには最長記録更新の期待がかかる。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで記録について聞かれたキングは、ジョークを交えて次のように話しているという。

「もし誰も測る人がいなければ、今晩中に自分でメジャーを持ってチェルトナムのスタジアムまで測りにいくよ。誰かが私のために測ってくれることを願うよ。そうすればわざわざ戻る必要はないしね。でも、かなりの記録だと思うよ」

 キングは「まさかこのような結果になるとは思っていなかった」と自身のプレーを驚きとして受け止め、「彼(チェルトナムGK)がラインから飛び出し、22ヤードの位置でバウンドすることも狙ったものだったと嘘を付きたいところだけど、全く練習していないことだ。小さいコートでプレーしていた幼い時にやったことはあったけど、プロの試合では夢のようだ」と振り返った。

 キングの超ロングシュートは、SNSで世界中に拡散されて話題を呼んだ。ギネス記録に認定されれば、さらに大きな反響を呼ぶことになりそうだ。

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