メッシ、一発退場の“逆上ラリアット”を韓国糾弾 「ピッチ上の暴力は許されない」

バルセロナFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

ビルバオ戦でFWビジャリブレの激しいチャージに報復する形で暴力行為に出る

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間17日に行われたスペイン・スーパーカップ決勝アスレティック・ビルバオ戦(2-3)で相手選手に暴力行為を働き、トップチームで初の一発退場となった。韓国メディアは「ピッチ上の暴力はどんな状況でも許されない」と糾弾している。

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 バルセロナは前半40分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールで先制したが、直後に失点して試合は振り出しに。後半32分にグリーズマンのこの日2点目のゴールで再びリードを奪うも、タイムアップ目前に同点弾を決められ、延長戦にもつれ込んだ。そして、延長前半3分に勝ち越し点を奪われ、2-3で敗れてタイトル獲得を逃す結果となった。

 問題のシーンが起こったのは延長後半アディショナルタイム。1点ビハインドのバルセロナは敵陣内で攻撃を仕掛けるなか、ビルバオFWアシエル・ビジャリブレから激しいチャージを受けてヒートアップしたメッシは、行く手を阻む相手の後頭部を目掛けて右腕を振り回し、パンチで殴り倒すような格好になった。

 結局、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でビデオ確認を経て、ヘスス・ヒル・マンザーノ主審はメッシを一発退場処分。バルセロナでの公式戦では753試合目にして初のレッドカードになった。

 韓国テレビ局「MBC」は、「思うように試合が進まないメッシ。延長終盤の2-3と追いかける場面で焦りが見られ…守備にイラつき、ついには相手選手の後頭部を強打した。わざわざ殴る形で明らかに反則。当然レッドカードだろう」と伝えた。

 記事では、ロナルド・クーマン監督が「彼は自分ができる最善を尽くした。それがすべてだ」とエースを擁護したことを紹介しているが、一方で“報復行為”については厳しく糾弾している。

「しかし、ピッチ上の暴力はどんな状況でも許されない。相手が誰だろうと関係ない。もちろん、試合中に耐えがたい瞬間はあるだろう。ただ、数多くの子供たちが見ていることを忘れてはならない」

 メッシに対しては2試合の出場停止処分が下ったとスペインメディアで報じられており、この騒動はひとまず落ち着くのだろうか。

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