名将ファーガソン氏、リバプール主将MF獲得“見送り”の過去告白 「不安を抱えていた」

サー・アレックス・ファーガソン氏とリバプールMFジョーダン・ヘンダーソン【写真:Getty Images & AP】
サー・アレックス・ファーガソン氏とリバプールMFジョーダン・ヘンダーソン【写真:Getty Images & AP】

2011年にジョーダン・ヘンダーソンの獲得に接近も…「走り方」を理由に断念

 マンチェスター・ユナイテッドの伝説的な監督であるサー・アレックス・ファーガソン氏。数多くのスタープレーヤーを獲得し、ユナイテッドをイングランド最大のクラブに仕立てた名将は、かつて現在リバプールでキャプテンを務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンの獲得を見送っていたことを明かしている。英紙「メトロ」が報じた。

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 ヘンダーソンは2011年にサンダーランドからリバプールに加入。当時の移籍金は2000万ポンド(約28億円)だった。加入直後はビッグクラブのMFに相応しい活躍はできず、放出されそうになりながらもクラブに留まり、自らの地位を高めていった。そして、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが現役を退くと、リバプールのキャプテンに就任し、チームをけん引している。

 2018-19シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇。昨季は悲願のプレミアリーグ制覇を成し遂げたリバプールにおいて、ヘンダーソンは不可欠な存在だった。現在、苦戦が続いているユナイテッドだが、ヘンダーソンを獲得していれば、歴史は変わっていたかもしれない。1986年から2013年までユナイテッドの指揮を執ったファーガソン氏もそう感じているようだ。

「私たちはジョーダン・ヘンダーソンをサンダーランドから獲得する準備ができていた。スティーブ・ブルース監督(当時)も彼のことが大好きだった。しかし、私たちの医療部門が彼の走り方に不安を抱えていた。あの走り方では、負傷を抱える恐れがあるとね。監督として、常に準備ができている選手を獲得することを理念に置いていた。もし、選手を獲得しても起用できなければ無駄になってしまうからね。それが獲得を見送った理由だよ。私は選手としての彼が大好きだし、彼は自身の価値を証明している。彼はファンタスティックだし、彼にまつわる話を聞くたびに、素晴らしい選手を見送ったんだと思うよ」

 現在、首位に立っているユナイテッドは、現地時間17日に2位リバプールとの大一番を迎える。かつて獲得を見送られたクラブを前に、ヘンダーソンはどれほどのパフォーマンスを示すだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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