久保建英に「掛け値なしの信頼がある」 レアル幹部が直接対決後に接触して“フォロー”

レアル戦で僅かな出場となったビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】
レアル戦で僅かな出場となったビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】

レアル戦では後半44分からの出場とリーグ戦では思うように出場機会が伸びず

 日本代表MF久保建英はスペイン挑戦2年目の今季、保有権を持つレアル・マドリードから、1年間の期限付き移籍でビジャレアルに加入した。結果を残しているUEFAヨーロッパリーグ(EL)とは対照的に、リーグ戦では思うように出場時間が伸びていないが、レアル幹部が直接対決の際に“フォロー”に回ったという。

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 昨季マジョルカに“武者修行”に出た久保は、リーグ戦35試合4得点4アシストを記録。確かな活躍を見せ、スペイン2年目は昨季リーガ5位の強豪ビジャレアルへレンタルとなった。

 リーグ序盤戦はベンチスタートが続くも、UEFAヨーロッパリーグ(EL)初戦の活躍をきっかけに、同大会では3試合(先発3試合)1得点3アシストをマーク。出番が増えるかと思われたが、ウナイ・エメリ監督は21日に行われたリーガ第10節レアル戦(1-1)を含めてリーガでは3試合連続で途中出場させる形となっている。

“保有元”レアルとの一戦は後半44分と出場時間はごくわずかだった。そのなかで、レアル幹部が久保と話す機会があったようだ。スペイン紙「マルカ」は、「レアル・マドリードの偉大なる将来、タケフサ・クボへの最大限の過保護」との見出しでレポートしている。

「レアル・マドリードは昨季、レンタル選手の所属元との対戦をさせないクラウスラ・デ・ミエドを廃止した。こうしてタケフサ・クボとほかの選手たちはジダン監督の選手たちと戦うことが可能な存在になったが、誰に対してもサプライズになったのはエメリ監督が日本人選手をロスタイムに出場させる決断をしたことだった。彼なりの理由はあるだろうが、マドリードにとってはまったく納得できるものではなかった。

 フロレンティーノ・ペレス会長を筆頭とするエスタディオ・デ・ラ・サラミカ入りしたレアル幹部はチームの勝利を見届けるべく当地へ向かったが、クボをピッチで見ることも理由の一つで、実際にはほとんどそれを楽しむことができず、シーズンを通して望んでいるものとは大きく隔たりのあるものとなっている」

 レアル幹部は、リーグ戦で久保がサブ扱いとなっていることに納得はしておらず、出場時間を重ねてほしい考えは変わっていないという。そのなかで、試合後に久保に対して信頼を伝えたようだ。

「クボは現状でレアル・マドリードを主導する面々が最も信頼を置くプロジェクトで、それは今季ジネディーヌ・ジダン監督のチームで居場所がない若手選手たちがマドリードに加わって行くというもの。彼らは、選手は最もサッカー的な才能を持ち、最も成長の余地がある存在という考えを維持している。今後なり得る存在について掛け値なしの信頼がある」

 直接対決でレアル関係者にアピールとはいかなかった久保だが、今後のリーグ戦で存在感を発揮できるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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