「人間以外のリーグでプレー」 怪物ハーランド、規格外のゴラッソにスペイン紙脱帽

ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(左)【写真:Getty Images】
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(左)【写真:Getty Images】

シャルケ戦で相手GKの頭上を抜いて技ありチップキックで今季5ゴール目

 ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、現地時間24日のリーグ第5節シャルケ戦(3-0)で今季5ゴール目を記録。相手GKを手玉に取る鮮やかなチップキック弾に海外紙も「人間以外のリーグでプレー」と最大級の賛辞を送っている。

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 2016年に母国ノルウェーのブリンでプロデビューを飾ったハーランド。モルデを経てオーストリア1部ザルツブルクへ移籍すると、昨季はリーグ戦14試合16ゴールを挙げて注目を浴び、19年末にドルトムントへ完全移籍した。

 昨季は公式戦40試合で44ゴールを記録。194センチの長身ながら他の選手が追いつけないほどのスピードと圧倒的なフィニッシュ力が特徴だが、シャルケ戦では“新たなバリエーション”を披露した。

 1-0で迎えた後半16分、敵陣のセンターサークル付近でボールを持ったハーランドは、イングランド代表MFジェイドン・サンチョにパスを出すと、ゴール前に向かって猛ダッシュ。最終ライン裏に抜けてスルーパスを受け、飛び出してきた相手GKを鮮やかなチップキックでかわしてネットを揺らした。

 ハーランドは試合後のフラッシュインタビューで、「右足でシュートを打つ練習はしているから、その成果が出て良かった」と、利き足とは逆の右足でのゴールに自信を覗かせるコメントを残したことが、ブンデスリーガ公式サイトでも紹介されている。

 昨季から勢いの止まらないハーランドに、スペイン紙「AS」は「実力差を誇示! ハーランドが人間以外のリーグでプレーしていることを表すゴラッソだ」と見出しを打ち、「ノルウェー人ストライカーは試合ごとに驚異的なレベルにいることを証明し続けている」と脱帽している。

 ハーランドは今年7月に20歳になったばかり。どこまで成長の階段を上り続けるのか、注目が集まる。

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