バルサ育成幹部、“エル・クラシコ”で“疑惑のPK判定”に激怒 スペイン紙報道「スキャンダル」

S・ラモスが倒されPK判定に【写真:Getty Images】
S・ラモスが倒されPK判定に【写真:Getty Images】

カンプ・ノウで行われた伝統の一戦はレアルに軍配

 伝統の“エル・クラシコ”が新たな歴史を作った。バルセロナは現地時間24日、リーガ・エスパニョーラ第7節でレアル・マドリードを本拠地カンプ・ノウに迎え、1-3で敗れた。新型コロナウイルスの影響を受けて今回は無観客試合で実施。公式戦245回目の対戦で、互いに96勝52分けという互角で迎えた一戦は、レアルに軍配が上がった。決勝点となったスペイン代表DFセルヒオ・ラモスのPK判定について、同国紙「AS」がバルセロナの育成責任者であり、バルサBや女子チームなども統括するシャビエル・ビラジョアナ氏のコメントを報じている。

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 いきなり試合は動いた。先制したのはレアル。前半5分、右サイドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマから中央走り込んだウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが豪快に蹴り込んで決めた。だが、ホームのバルサもすぐさま反撃。同8分、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの浮き球パスに左サイドで駆け抜けたスペイン代表DFジョルディ・アルバが反応し、中央へラストパス。これをスペイン代表FWアンス・ファティが決めて追いついた。17歳359日でクラシコ初ゴールをマークしたファティは、レアルFWヴィニシウスの19歳233日を大幅に更新し、21世紀のクラシコ最年少ゴール記録となった。

 だが、後半試合が動く。同14分、左サイドでFKを獲得したレアルは、ゴール前へボールを入れると、ペナルティーエリア内でバルサのフランス代表DFクレマン・ラングレがレアルのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスのユニフォームを引っ張り、ファウルの判定。VARで確認後、PKの判定となり、これをS・ラモスがきっちりと決めて勝ち越しに成功した。

 この判定について、疑問を抱いたのがバルセロナの育成責任者であり、バルサBや女子チームなども統括するシャビエル・ビラジョアナ氏。公式ツイッターで「これはありえないスキャンダル。ムヌエラ(主審)のたわごとだ」と綴っており、「AS」は「バルサに対する厳しいペナルティーで憤慨させた」と報じている。

 最終的に3失点で完敗を喫したバルサだが、後味の悪い結果となったようだ。

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