南野が見せた“最高と最悪の側面”を英メディア指摘 「アヤックス戦で目にした姿は…」

アヤックス戦に途中出場した南野拓実【写真:AP】
アヤックス戦に途中出場した南野拓実【写真:AP】

CL初戦のアヤックス戦に途中出場した南野「トップ下であることに疑いの余地はないが…」

 リバプールは現地時間21日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦でアヤックスと対戦し、1-0で勝利を収めた。日本代表MF南野拓実は後半15分に途中出場したが、リバプール専門メディアは「アヤックス戦で見た姿は、彼の最高と最悪の両面が垣間見られた」と取り上げている。

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 昨季は他の追随を許さぬ強さで30年ぶりのリーグ優勝を達成したリバプールだが、17日に行われた第5節エバートン戦(2-2)では守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが右膝前十字靱帯損傷の重傷を負うアクシデントもあり、シーズン序盤にして暗雲が立ち込めている。

 アヤックス戦では本来中盤のアンカーを務めるブラジル代表MFファビーニョがファン・ダイクの代役を務め、今後もメンバーのテコ入れが施される可能性が高いなか、リバプール専門メディア「リバプール・コム」は解決策として「4-2-3-1システムへの変更が、より可能性の高いシナリオだ」と指摘したうえで、「この変更は、南野にとって適切だ」と主張している。

「この日本代表は単発的なパフォーマンスでアピールの機会が与えられなかったことはおそらく現状の言い分にはなるだろう。しかし、アヤックス戦で目にした姿は、彼の最高と最悪の側面があった。彼の得意とするポジションはストライカーの背後にあたるトップ下であることに疑いの余地はないが、そこで頻繁に存在感を発揮できているわけではない」

 記事では、南野に期待されているトップ下での輝きがまだ不十分であることを主張したうえで、「アムステルダムでは、南野がフィルミーノから引き継いだスペースを有効活用していた。これは非常に特有の役割であり、世界で見ても複製できる存在はほとんどいない。このチームで成功するための才能を備えていることは確かだ」と説明している。

 リバプールは長きにわたり、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの替えが効かない状況が課題となっていたが、南野が頭角を現したことはチームにとって確実にプラスとなっている一方、4-2-3-1システムへと舵を切るには、トップ下としてまだまだ存在感を放つ必要性がある見解を述べていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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