“KAZU”の功績はブラジルでも反響 闘莉王氏がブラジルで受けた“ニックネームの洗礼”とは?

田中マルクス闘莉王氏がキングカズの影響力について言及【写真:荒川 祐史 & 高橋 学】
田中マルクス闘莉王氏がキングカズの影響力について言及【写真:荒川 祐史 & 高橋 学】

「闘莉王TV」でJ最年長出場記録更新の「日本の宝」三浦知良を“表彰”

 横浜FCの元日本代表FW三浦知良は、9月23日に行われたJ1リーグ第18節川崎フロンターレ戦(2-3)に53歳6カ月28日で出場し、これまでのJ1最年長出場記録(45歳2カ月1日)を大幅に更新した。その偉業は各国メディアから称えられたが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王はサッカー王国ブラジルでの“キング・カズ”の絶大な知名度を力説。幼少時代に対戦相手から「カズ」というあだ名で呼ばれていたエピソードも明らかにしている。

 昨年現役引退し、ブラジルで牧場経営などで手腕を発揮する一方で、公式YouTube「闘莉王TV」でブラジルでの日々を魅力たっぷりに伝えている闘将。最新話ではJリーグの月間表彰企画を行い、元日本代表FW中山雅史氏の45歳2か月1日を大幅に上回るJ1出場最年長記録を打ち立てた“キング・カズ”を選出した。

 Jリーグ開幕以前から名門サントスで活躍していたカズだけに、53歳での偉業はブラジルでも話題に響き渡ったと闘莉王氏は語る。

「あのカズがまだやっているぞ、とニュースで見ましたね」

 ブラジル・サンパウロ州出身の闘将は近隣の町にサッカーで遠征の際には、ニックネームの洗礼が待っていたという。

「必ずKAZU、KAZUとあだ名をつけられた」と告白。日系三世の闘将はオリエンタルな顔立ちだけで、「カズ」の異名で呼ばれたという知名度の凄さを証言している。

「銅像も作ってほしいし、日本の宝」と闘莉王氏。偉業のキングに改めて最敬礼していた。

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