逮捕に退場劇…悩めるマグワイア復活へマンU黄金期DFが持論 「霧の中を見通すのは…」

低調なパフォーマンスが目立つユナイテッド所属のイングランド代表DFマグワイア【写真:Getty Images】
低調なパフォーマンスが目立つユナイテッド所属のイングランド代表DFマグワイア【写真:Getty Images】

ファーディナンド氏が自身の体験を基に助言 「彼には少し休息を…」

 元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、低調なパフォーマンスが続く後輩のマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイアには、気持ちを切り替えるための休息が必要だと語った。英公共放送「BBC」が報じている。

 マグワイアは2019年夏にDF史上最高額の8000万ポンド(約109億円)でレスター・シティからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、大きな注目を集めた。しかし、その移籍金の高さゆえにパフォーマンスに対する反応は大きく、低調なプレーでバッシングを浴びることも少なくない。

 今年8月にはバカンス先のギリシャで事件を起こし、逮捕されたこともネガティブな印象を加速させ、以降のパフォーマンスも下降気味だ。先日のUEFAネーションズリーグ(NL)第4節の本拠地デンマーク戦では前半31分までに2枚のイエローカードを受けて退場処分となっていた。

 そんな悩める後輩にアドバイスを送っているのが、同じユナイテッドでも活躍した元イングランド代表DFファーディナンド氏だ。同氏は現役時代に恩師サー・アレックス・ファーガソン氏から受けた扱いを例に出しつつ、マグワイアには休息が必要なのでは、と持論を展開している。

「このような状況は私も経験してきた。時にはオーブンから出されることも必要だろう。オレ(・グンナー・スールシャール)は大きな仕事を抱えていて、そのなかで果たすべき重要な役割があると思う。彼には少し休息を与え、自信を取り戻させる時なのかもしれない

 私もある試合で休みを与えられたことがある。確かミドルスブラとのアウェーゲームだったと思うが、(ファーガソン)監督は私に『基本に立ち返り、いいトレーニングをして自分自身を取り戻しなさい。そうすれば戻ってこられる』と言ったよ。そしてそのとおりになって、私は調子を取り戻した。プレッシャーがかかることもあるが、それが助けになることもある」

 ファーディナンド氏は「3、4日ごとに試合があると、霧の中を見通すのは難しい」とクラブと代表の試合が立て続けに行われる過密日程もマグワイアを苦しめているとし、一度ピッチを離れ、自身を冷静に見つめ直す時間も必要だと語っている。

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