WEリーグ参入決定の浦和、申請を後押ししたクラブ内の結束 「未来永劫存在しなければならない」

(左上から時計回りに)FW安藤梢、DF南萌華、柳田美幸氏、立花洋一代表【※画像はスクリーンショットの組み合わせです】
(左上から時計回りに)FW安藤梢、DF南萌華、柳田美幸氏、立花洋一代表【※画像はスクリーンショットの組み合わせです】

初年度の参入11クラブに決定 ドイツでのプレー経験を持つ安藤は「結果」を主張

 日本初となる女子プロリーグとして2021年秋の開幕を予定しているWEリーグが、15日に初年度の参入11クラブを発表した。その一つである浦和レッズレディースがオンラインで記者会見を実施。立花洋一代表は、「レッズレディースは強くなければいけないし、未来永劫存在しなければいけない」と、参入に際して決意を語った。

 この会見は、浦和でのプレー経験と元なでしこジャパン(日本女子代表)で通算91試合出場のキャリアを持ち、現在はクラブスタッフの柳田美幸氏が司会進行を行い、女子プロリーグ発足という意味合いを印象づけた。現在、浦和は新型コロナウイルスの影響で厳しい減収であるとこれまでにも話していた立花代表だが、参入への申請を行った理由をこう話している。

「これまでサポートしていただいている数多くのファン・サポーター、パートナー企業、あらゆるステークホルダーの思いを考えた時、レッズレディースは強くなければいけないし、未来永劫存在しなければいけないとクラブのメンバーと話した。今回11クラブでスタートするにあたり、それぞれに特徴はあるけれども、アマチュアで戦ってきたチームがプロリーグに参戦することの重みや、やるべきことは最も理解していると思う。新しいプロリーグの厳しさのなかで戦う覚悟を決めて、参入の申請を出した」

 今季のなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)で首位に立つ浦和だけに、戦力的にはリーグでトップクラスだと言える。契約区分に内訳はあるが、15名のプロ契約が必要な点について、立花代表は「今戦っている選手が全員プロになるかという意味で言えば、いろいろな考え方をしている選手がいるので、事前に話をしていくことになる。できるだけ多くの選手にプロになってもらえるようになれば」と、ベースは現在のチームであることが明言されている。

 ドイツでプレー経験を持つFW安藤梢は、「ドイツで生活している時は、スポーツがサッカーしかないのではないかというくらいのサッカー大国でサッカーの話を家族でもずっとしていた。JリーグだけでなくWEリーグも家族みんなで応援してくれるものになってくれれば。プロは結果を残さなければいけないのがアマチュアと違うところ。勝つだけでなく見に来てくれた人を驚かすようなプレー、また見に来たいと思わせるようなプレーをする責任がある」と、プロ化を見据えた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング