柴崎岳、“相棒”中山の急成長を実感…1年4カ月ぶりコンビ 「数段良くなっている」「精神的にも」

カメルーン戦でスタメン出場したMF中山雄太とMF柴崎岳【写真:Getty Images & ⒸJFA】
カメルーン戦でスタメン出場したMF中山雄太とMF柴崎岳【写真:Getty Images & ⒸJFA】

柴崎岳は中山とボランチを組みフル出場 前半は反省も後半には手応え「スイッチができた」

 森保一監督率いる日本代表は10日、オランダ・ユトレヒトでの国際親善試合カメルーン戦(0-0)から一夜明けて合宿6日目を迎えた。前日の一戦でフル出場したMF柴崎岳(レガネス)は、1年4カ月ぶりのA代表出場となったMF中山雄太(ズウォレ)とボランチを組み、奮闘。2度目となった東京五輪世代の“相方”に対し、「数段良くなっている印象」と成長を実感したようだ。

 カメルーン戦は、今年初めての日本代表戦だった。ブランクは覚悟の上だったが、前半は厳しい戦い。相手にボールを保持され、ビルドアップから仕掛けられる展開が続くなど、日本はなかなか思うような攻撃の形は作ることができなかった。相手の中盤3枚に上手く守備もハマらず。ボランチの柴崎も苦戦を強いられた。

「もちろん行ききれていないなという感覚を、ある一定の時間持っていたのは確かですが、ディフェンス面で、相手にプレッシャーをかけれたなという時でも結局は一番球際の部分とか、相手に近くなった部分で、相手が上回られたり。一人かわされてほかが空いてくるところを使われる部分があった。あとは奪ったあとのビルドアップの部分が淡泊だった」

 ハーフタイムには守備面において「どう話そうか」と思ったというが、森保監督からの指示は、DF安西幸輝(ポルティモネンセ)に代えてMF伊東純也(ヘンク)を投入し、システムを「3-4-2-1」に変更することだった。柴崎も「それだったらいいかなと思った。守備面において、スイッチができた」と手応えは得た。

 この日、ボランチを組んだのは東京五輪世代の主将・中山。昨年6月、中山のA代表デビュー戦となったコパ・アメリカ(南米選手権)の初戦チリ戦(0-4)で組んだ時以来、1年4カ月ぶりのコンビだった。当時、中山は失点に絡むなど若さも露呈したが、柴崎は久しぶりに“相棒”を務め、その成長を肌で感じたという。

「コパ以来になるのかな。本当に、コパの時より数段良くなっているなという印象。精神的にもそうですし、プレーも非常に成長しているなという印象を昨日は受けましたね」

 柴崎も欧州でもまれる若手の進化を実感。ボランチの競争も激化すれば更なる底上げになるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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