「冨安、鎌田の域に達していない」 ベルギー2年目の鈴木優磨、現地紙が奮起を要求

シント=トロイデンのFW鈴木優磨【写真提供:STVV】
シント=トロイデンのFW鈴木優磨【写真提供:STVV】

7戦未勝利のシント=トロイデン、今季2ゴールの鈴木にベルギー紙が注目

 ベルギー1部シント=トロイデンのFW鈴木優磨について、現地紙「Voetbal Belgie」が「鈴木はまだ冨安、鎌田の域には達していない」と題した特集記事を掲載し、同選手の現状について分析している。

 記事の中で「Jリーグのスター選手の1人であり、AFCチャンピオンズリーグでは良いパフォーマンスを披露して日本代表入りも目前に迫っていた」と紹介されている鈴木は、昨年7月に鹿島アントラーズからシント=トロイデンに加入。昨季はリーグ戦24試合に出場して7ゴールをマークし、今季もここまですべてのリーグ戦で先発出場を果たすなど、所属する5人の日本人選手の中では最もコンスタントにプレーしている。

 しかし、今季のチームはヘントとの開幕戦に2-1と勝利した後は不振に陥り、前節まで7試合連続未勝利となっている。鈴木もここまで2ゴールを決めているが、この数字もチームの成績同様に物足りないものであり、かつてシント=トロイデンに在籍していたDF冨安健洋(ボローニャ)やMF鎌田大地(フランクフルト)と比較すれば、鈴木にはさらなる奮起が必要だと同紙は指摘している。

「この24歳のストライカーは、今季はここまでリーグ戦全8試合に出場し、2ゴールをマークしている。もちろん得点数というのは、どれだけチャンスの場面があったかに左右されるものだが、鈴木に関して言えば、彼には得点のチャンスが十分にあった。このクラブにいた冨安はボローニャへ移籍し、鎌田はフランクフルトで大きなチャンスを掴んだ。鈴木も冨安や鎌田の足跡を辿って日本代表入りや欧州トップリーグへの移籍を達成したいのであれば、ステップアップのためにギアを上げなければならない」

 シント=トロイデンは代表ウィーク明けの17日に、日本代表FW鈴木武蔵を擁するベールスホットとのアウェーゲームを控えている。チームの不振脱却と自身に対する評価を変えるために、鈴木にはゴールが求められる一戦となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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