ベイル、ジダンとの“2年戦争”をレアル贔屓紙が回顧 「トッテナムはすべての当事者を救うため…」

レアルから移籍が決定したベイルとジダン監督の関係について回顧【写真:Getty Images】
レアルから移籍が決定したベイルとジダン監督の関係について回顧【写真:Getty Images】

ベイルはトッテナムへの期限付き移籍が決定

 プレミアリーグのトッテナムは現地時間19日、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが期限付き移籍でクラブに復帰したことを発表した。ここ近年レアル・マドリードで不遇をかこっていたベイルにとって正式な再スタートとなったが、このタイミングで“レアル贔屓”とされるスペイン紙「マルカ」が、ジネディーヌ・ジダン監督との“2年戦争”について回顧している。

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 2013年夏、ベイルは1億ユーロ(約120億円)とも言われる莫大な移籍金で、トッテナムからレアルに移った。カルロ・アンチェロッティ元監督の下で元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)との「BBCトリオ」は一世を風靡したが、瓦解が生まれるきっかけとなったのはジダン監督体制でのことだった。

 2017年頃、ベイルは足首の負傷が長引いたことで、ジダン監督は“脱BBC”のフォーメーションを探り、スペイン代表MFイスコをトップ下に据える4-4-2システムを愛用した。これによってベイルの序列は徐々に下がり始め、決定的となったのは2018年5月26日、リバプールとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝だった。試合こそ3-1でレアルが快勝し、途中出場のベイルもアクロバティックなオーバーヘッドシュートを決めるなど2得点を挙げた。

 しかし試合後ベイルは「僕はプレーできないんだったら、クラブを去らないといけない」とジダン監督との溝をはっきりと認める言葉を口にした。その直後にジダン監督が辞任したことでベイルは残留を選んだが、その翌シーズン、レアルが不調に陥ったこともあり、2019年3月10日にはジダン監督が再就任。ここからベイルはレアル退団を再考するようになり、ジダン監督も4月の試合後に「ベイルの心がマドリードにあるかどうかはわからない」と明言していた。

 2019-20シーズン前にも江蘇蘇寧へ移籍の噂がありながらも、ベイルは残留。ジダン監督はシーズン開幕後にチャンスを与えたものの2得点に終わった。またベイルはウェールズ代表戦後に「ウェールズ、ゴルフ、マドリード」と自らの優先順位を示すかのようなメッセージ入りの国旗を掲げて以降、さらに出場機会が限られ、新型コロナウイルスによる中断後のシーズンではまさに“蚊帳の外”になってしまった。

 同紙は「欠けていたのは離婚の期日だけだったが、トッテナムはすべての当事者を救うためにノックしてくれた」と、ベイルとジダン監督にようやくやってきた“別れの時”だったことを強調してもいた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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