ビーレフェルト堂安律、公式戦“ほろ苦”デビュー 3トップ右で先発も「仕掛けは少なかった」

4部相手に敗戦とほろ苦いデビューとなったビーレフェルトMF堂安律【写真:Getty Images】
4部相手に敗戦とほろ苦いデビューとなったビーレフェルトMF堂安律【写真:Getty Images】

堂安律が4部エッセンとのカップ戦で先発 3トップの右を務める

 今季からドイツ1部を戦うビーレフェルトに期限付き移籍で加入した日本代表MF堂安律が現地時間14日、DFBポカール1回戦の4部エッセン戦で先発メンバー入りし、公式戦デビューした。背番号8を付け、3トップの右で出場するも、格下相手に0-1と敗戦を喫し、ほろ苦いデビュー戦となった。

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 堂安はガンバ大阪ユース所属の高校2年生の16歳だった2015年にトップデビューを飾り、翌16年に飛び級で昇格。プロ1年目はJ3のセカンドチームG大阪U-23を主戦場として過ごしたが、17年にはトップチームの主力として活躍。年代別代表でもエースとして、同年のU-20ワールドカップ(W杯)に出場し、4試合3得点の結果を残して、夏にはオランダ1部フローニンゲンへ移籍した。ロシアW杯後、森保ジャパンでは日本代表の主力を務め、昨年にオランダの強豪PSVへと挑戦の場を移した。そして今夏からは新たにブンデスリーガ1部のビーレフェルトに期限付き移籍で加入を決めた。

 堂安は今月5日に行われた古巣フローニンゲンとのプレシーズンマッチに出場。現役復帰した相手の元オランダ代表MFアリエン・ロッベンが1ゴールと存在感を示すなか、堂安は後半から出場して新天地での第一歩を刻んでいた。

 そして迎えたカップ戦での公式戦デビュー。4-3-3の3トップ右で先発出場した堂安だったが、チームは4部の”格下”相手に前半33分に先制を許してしまう。1点を追う後半6分には右サイドからパスを受けた堂安がシュートで見せ場を作ったが、ポストを直撃してしまい、初ゴールはお預けとなった。

 エッセンの地元紙「Westdeutsche Zeitung」は「堂安とDFヤコブ・バレット・ラウルセンの新戦力が出場したビーレフェルトだったが、エッセンのディフェンスが強固だったため、ゴールへの仕掛けは少なかった」と説明している。19日にはフランクフルトの開幕戦を迎えるビーレフェルト。堂安はリーグ戦では輝く姿を見せられるだろうか。

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