シティMFデ・ブライネ、“メッシ加入騒動”での本音を吐露 「気にかけていなかった」

マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ【写真:AP】
マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ【写真:AP】

移籍の噂が一時過熱、デ・ブライネは冷静「フットボールの世界ではよくあることだよ」

 マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは、今夏に噂されていたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)のシティ加入について「気にかけていなかった」という。英紙「デイリー・メール」のインタビューで本音を明かした。

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 バルセロナのメッシは、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長への不満を理由に、契約が残り1年を切った今夏に退団を直訴。移籍の噂は過熱し、ペップ・グアルディオラ監督率いるシティが有力候補として挙がっていた。

 メッシの移籍を巡って、7億ユーロ(約880億円)という違約金を論点に選手とクラブ側の意見が真っ向から対立し、法廷闘争にもつれ込む可能性も出ていた。そのなかで一方的な契約解除を求めたメッシがバルセロナを相手取って裁判を起こすことを望まなかったため、一転残留の運びとなって騒動は収束している。

 そうしたなかでシティの選手はメッシ加入の噂をどのように受け止めていたのか。シティの中核を担うデ・ブライネは、ほとんど気に留めることもなかったという。

「(メッシ加入について)正直、ほとんど考えたことはなかったよ。それが起こる可能性はあったのだろう。メッシを獲得できるチャンスがあれば、誰だったそうするはずだ。プレーとクラブの両方の観点から見て理解できる。ビジネスとして、多くのスポンサーや莫大なお金が集まることは魅力的だ。彼(メッシ)に多額のお金を支払っても、それは十分回収できただろうし、そういった意味では(獲得しようとしたことは)理解できるよ」

 29歳のベルギー代表MFはメッシ加入が実現すればメリットは大きかったと認めている一方で、正式決定になるまでは特に深く考える問題ではなかったと胸中を明かしている。

「本当にまったく気にかけていなかったよ。もし彼が来てくれたら、我々にとって助けになっていただろう。彼は私にとっても史上最高の選手だ。でも、私はどんな選手が加入するのか、何が起こるのかを考えたりはしない。今いる選手たちでプレーしても、僕らは素晴らしいチーム。特定の誰かが来たらどうなるかを想定するのは愚かなことだ。来るはずの人だった人が結局来ないというのは、フットボールの世界ではよくあることだよ」

 世界中のメディアがその動向を追っていたメッシの移籍騒動だが、デ・ブライネはその様子を冷静に見つめていたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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