チェルシー、インテルからのカンテ獲得オファー拒否 “エリクセン込み”も興味なし

チェルシーのMFカンテ【写真:Getty Images】
チェルシーのMFカンテ【写真:Getty Images】

大型補強を続けるチェルシー、ランパード監督の希望はジョルジーニョ売却か

 今夏に大型補強でチームを大幅に強化しているチェルシーが、インテルからのフランス代表MFエンゴロ・カンテに対する獲得オファーを拒否したと、英紙「ガーディアン」が報じている。デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンらを含めたオファーも、チェルシーの興味を引くものではなかったようだ。

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 カンテはインテルを率いるアントニオ・コンテ監督のトップターゲットと伝えられている。同指揮官はチェルシーの監督に就任した2016-17シーズンにカンテをレスターから獲得。同シーズンにはプレミアリーグ制覇を成し遂げていた。

 財政面で余裕のないインテルはコンテ監督の愛弟子獲得に向け、クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチを含めた取引を打診したようだが、チェルシーがこのオファーを拒否したという。

 チェルシーは昨季、FIFAから受けた補強禁止処分により新戦力の獲得がほとんどなかったが、その分の資金を今夏に回してドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(←RBライプツィヒ)や同MFカイ・ハフェルツ(←レバークーゼン)、モロッコ代表MFハキム・ジイェフ(←アヤックス)、イングランド代表DFベン・チルウェル(←レスター)など計2億ポンド(約270億円)超えの大型補強を敢行。資金捻出のためにカンテ放出を急ぐ必要もなく、中盤のタレントも揃っていることからインテルのオファーにも心が揺れることはないようだ。

 また、インテルは今年1月にトッテナムから加入したエリクセンを含めた交渉についても打診したとされているが、チェルシーは“興味なし”と一蹴したと伝えられている。

 チェルシーは補強の手を休めず、今後さらにレンヌのセネガル代表GKエドゥアール・メンディや、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得に動く可能性がある。

 それらが実現した場合に、適正価格であればカンテ放出を受け入れる可能性は残されているというが、フランク・ランパード監督の希望はカンテよりもイタリア代表MFジョルジーニョの売却だという。カンテがチェルシーを去る可能性は限りなく低そうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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