スペイン代表DFラモスは「偽9番」 通算得点8位タイ浮上で“驚異の決定力”を現地紙称賛

スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの得点力に注目【写真:AP】
スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの得点力に注目【写真:AP】

ネーションズリーグ第2節ウクライナ戦で2得点を挙げて代表通算23ゴールをマーク

 スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)は、現地時間6日に行われたUEFAネーションズリーグ第2節ウクライナ戦(4-0)で2得点をマークした。センターバックながら驚異の得点力を誇り、代表通算23得点でアルフレッド・ディ・ステファノ氏に並ぶ歴代8位タイとなり、スペインメディアは「ファルソ・ヌエベ(偽9番)」と称している。

 FWアンス・ファティ(バルセロナ)が17歳311日の史上最年少ゴール記録を打ち立てて注目を浴びた一戦。この試合でラモスは先制点のPKを含む2得点を挙げ、チームの勝利に貢献していた。

 主将のラモスはこれで代表通算得点を「23」に伸ばし、ストライカーの名前が上位に多く並ぶ同国の得点ランキングでディ・スティファノ氏に並ぶ歴代8位まで上り詰めている。エミリオ・ブトラゲーニョ氏(26得点)、フェルナンド・モリエンテス氏(27得点)、フェルナンド・イエロ氏(29得点)らの記録も視野に入っている。

 スペイン紙「マルカ」は8日付の一面で「セルヒオ・ラモスはファルソ・ヌエベ(偽9番)」と大々的に取り上げ、DF離れした決定力の高さをクローズアップしている。

 同紙によれば、ラモスはこの2シーズンの間にクラブと代表を合わせて計34得点を記録。いわゆる“9番”タイプのストライカー顔負けの得点力を持つことから「偽9番」の称号を与えたようだ。記事では「彼のこの数字はベイル、ロドリゴ、モラタ、ジェラール・モレノ、ラウタロに匹敵する」とも記されている。

 ラモスはチームのPKキッカーを務めているだけでなく、直接FKや高さを生かしたヘディングシュートなど多彩な得点パターンを持っている。34歳でも衰え知らずの“カピターノ”は得点記録をどこまで伸ばしていくのだろうか。

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