「Jリーグの衝撃」 川崎、大型ルーキーの大爆発に海外も注目「すでに年間MVPの有力候補」

川崎のルーキー三笘薫【写真:小林 靖】
川崎のルーキー三笘薫【写真:小林 靖】

今季デビューのMF三笘が横浜FM戦で2ゴール 公式戦8ゴールでチーム最多得点者に

 川崎フロンターレは5日、J1リーグ第14節で横浜F・マリノスと対戦し、3-1で勝利を収めた。2得点を決めた大型ルーキーMF三笘薫が殊勲の2ゴールを決めたことで、海外メディアは「Jリーグの衝撃」と大々的に取り上げ、「すでに年間MVPの有力候補だ」と熱視線を送っている。

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 昨季王者との“神奈川ダービー”は、開始早々の前半2分に先制点を与えるも、同33分、左ウイングとして先発を飾った三笘が左サイドに抜け出し、力強いドリブルでペナルティーエリアへと侵入すると、カットインから対峙した相手DFチアゴ・マルチンスの股を通すグラウンダーの一撃で同点弾を奪った。

 さらに1点を加えて2-1で迎えた後半5分、右サイドからFW旗手怜央がグラウンダーのスルーパスを供給し、ファーから走り込んだ三笘が流し込んで横浜FMを突き放す3得点目を奪取した。三笘はこの日の2ゴールで公式戦8ゴールとなり、エースのFW小林悠を抜いてチーム最多得点者に浮上した。

 今季デビューしたばかりのルーキーが見せる圧巻の活躍ぶりにブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「三笘は大学で将来を保証するため、22歳からプロに転向したJリーグの衝撃」と見出しを打ち、大学卒業後の今季からプロデビューした三笘にスポットライトを当て、逸材を発掘する川崎のスカウティングを称賛している。

「2020年における川崎の成功の秘訣は、前途有望な若手の起用だ。三笘と旗手は大学出身で、プロとして初のシーズンを迎える新人だ。この2人は五輪選出のポテンシャルを秘めていたため、デビューイヤーでもある程度際立つ活躍が期待されていた。しかし、即座に大きな影響を与えるとは予想されていなかった。特に三笘は、すでに年間MVPの有力候補だ」

 2017、18シーズンに連覇を達成した川崎だが、昨季は勝ち切れない試合が続き、4位でリーグを終えることに。今季は4-3-3の新システムを導入し、リーグ最多連勝記録の10連勝を達成するなど、頭一つ抜けた強さを誇示しているが、今季デビューした三笘は12試合出場8ゴールと、川崎の攻撃をけん引する活躍を示しており、Jリーグにおける今季最大のサプライズとなっている。海外メディアも、その壮大なポテンシャルに熱視線を送っていた。

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