「怒られるかな」 内田篤人、引退会見でウッチー節 世界と日本の差「広がった、正直」

引退を発表した内田篤人が会見でウッチー節を披露【写真:Getty Images】
引退を発表した内田篤人が会見でウッチー節を披露【写真:Getty Images】

世界と日本の差について言及 「違う競技だなというぐらい、僕の中で違いがある」

 J1鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人が24日にオンラインで引退会見を行い、日本と世界のレベル差について「広がったなと思う、正直」と明かした一方、「違う競技だなというぐらい、僕の中で違いがある。怒られるかな、こんなこと言ったら」と“ウッチー節”が全開となった。

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 2006年に清水東高から鹿島に加入した内田は、07年から09年のJ1リーグ3連覇など数々のタイトル獲得に貢献。10年夏にドイツの名門シャルケへ移籍し、10-11シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)4強入りも果たした。ウニオン・ベルリンを経て18年に鹿島へ復帰したなか、8月23日に行われたJ1第12節の本拠地・ガンバ大阪戦(1-1)が現役最後の試合となった。

 引退会見のなかで、日本と世界のレベル差について問われた内田は「もうサッカー選手が終わったので好きなことを言っていいならば、広がったなと思う、正直」と吐露し、次のように続けている。

「DAZNでパパッとやれば、チャンピオンズリーグ決勝とJリーグの試合を見られる。違う競技だなというぐらい、僕の中で違いがある。怒られるかな、こんなこと言ったら。歴史が違うので、ある程度の時間は必要なんじゃないかなと思う。その年の良し悪しもあるから一概には言えないけど、たぶん、差はすごいあると思います」

 内田は「差が広がった」と指摘するなか、その要因については「分かりません。それが戦術的なのか、お金の規模なのか…分からない」と、正直な思いを明かした。

「僕も海外を離れて長いので、海外のレベルは分からないけど映像で見る限りは。あと今、海外に多くの選手が出ていますけど、『おおっ』ていうチームでやっている選手っていうのはそう多くない。一般人として、ちょっとかじったことがある程度の人間として喋ります。別にJリーグがどうとか、海外サッカーがどうとかを言うつもりはない。けど、二つ試合をパパッと見た時に違いがあるなと思う。Jリーグのレベルが低いとは全然言っていない。JリーグにはJリーグのスタイルがあって、ヨーロッパにはヨーロッパのスタイルがあるというだけ」

 欧州で7年半プレーし、日本代表としてもワールドカップ2大会を経験した内田。これまでも率直な思いを明かしてきたなか、引退会見でも忌憚のない“ウッチー節”が光った。

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