「意地を見せよう」 浦和FW武藤雄樹、宇賀神&槙野の”左サイドトリオ”で掲げた誓いは?

浦和レッズのFW武藤雄樹がG大阪戦を振り返った【写真:佐藤彰洋】
浦和レッズのFW武藤雄樹がG大阪戦を振り返った【写真:佐藤彰洋】

G大阪相手に今季初得点を奪い、2015年の加入以降ゴールした試合の無敗記録を伸ばす

 浦和レッズのFW武藤雄樹は、19日のJ1リーグ第11節ガンバ大阪戦にスタメン出場して今季リーグ戦初ゴールを記録。2015年の加入から続く、自身がゴールした試合での無敗記録を伸ばした一方で、DF宇賀神友弥、DF槙野智章との3人での出場に「出た時に結果を残して意地を見せよう」という誓いがあったと話した。

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 武藤は2トップの一角でスタメン出場すると、前線から追いかける守備や相手のライン間でボールを受ける攻撃への貢献を見せた。そのなかで後半12分、相手のパスミスをカットしたMF長澤和輝のパスに相手DF三浦玄太が処理をミスした場面を見逃さず、左足でシュートを流し込んだ。これで2015年から武藤がリーグ戦でゴールした試合は32勝4分と、無敗記録が続いた。

 とはいえ武藤は現在、絶対的なレギュラーポジションという立場ではない。クラブは3年計画の初年度であり、世代交代も重要なテーマとして掲げる。そのなかで、30歳を超えた選手たちには、その戦いもある。武藤に加えて流通経済大の1年先輩でもある宇賀神、そして日本代表でもプレーを重ねてきた槙野でさえも、ポジションは安泰ではない。

 今季はプレシーズンのキャンプから4バックを導入。武藤と宇賀神は昨シーズンの負傷を引きずって別メニューのスタートになり、槙野はフルで参加したが2月の公式戦ではスタメンに入らなかった。そして、新型コロナウイルスの影響で中断したリーグが再開しても難しい立場が続き、宇賀神は前節・サンフレッチェ広島戦(1-0)が今季初スタメンで、浦和の左サイドを支えてきたトリオが揃ってスタメン出場したのも当然ながら今季初めてだった。

 その思いについて武藤は、「最初に出場機会が得られなかったりして、そのなかでも『しっかりやろう』、『出た時に結果を残して意地を見せよう』という話はしていたので。そういったなかで3人が揃ったので、『やっとできるね』などと話しながらやっていた」と話す。

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