レアルで苦戦のアザールに失望、名将が指摘「チェルシー時代のような選手ではない」

レアル・マドリードMFエデン・アザール【写真:Getty Images】
レアル・マドリードMFエデン・アザール【写真:Getty Images】

古巣レアルについて言及したカペッロ氏、来季のアザールに期待

 レアル・マドリードでの1年目で期待されたような結果を残すことができなかったベルギー代表MFエデン・アザール。かつてレアルで指揮を執ったイタリア人監督のファビオ・カペッロ氏はスペイン紙「マルカ」の独自インタビューで、同選手はレアルでの重圧に耐えられなかったと語っている。

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 昨夏に最大1億3000万ポンド(約175億円)という移籍金でチェルシーからレアルに移籍を果たしたアザールだが、シーズン開幕直前に負傷し、十分な準備ができないままシーズンに突入。その後も負傷を繰り返し、3月には足首の手術を行った。新型コロナウイルスの感染拡大により、シーズンが約3カ月間中断したことで欠場する期間は短くなったものの、6月のシーズン再開後もチームの戦力になりきれていない。

 カペッロ氏は「アザールにがっかりしているか?」と質問されると、「もちろんだ」と答え、こう続けている。

「チェルシーにいた時のような選手ではない。長期間にわたって怪我が続き、まだチームに適応できていない。ずっと彼は素晴らしい選手だと考えてきたが、マドリードのユニフォームが重荷となり、今年のアザールは沈んだ。来シーズンはきっと良くなるだろう」

 インタビューでは他にも、カペッロ氏に対してレアルの様々な選手に関する質問をしている。今季リーグ21得点をマークし、得点ランキングトップのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに4ポイント差の2位に入った元フランス代表FWカリム・ベンゼマについては、「素晴らしい。マドリードのベンチマークとなり、間違いなくチームで一番の選手。クリスティアーノ・ロナウドがいた頃にはなかった責任を背負っている。ゴールへの嗅覚に優れているし、それを証明した。決定機にも決めたし、加入以来最高のシーズンだったと思う」と絶賛した。

 今季途中から復帰し、チームを3季ぶりのリーグ制覇に導いたジネディーヌ・ジダン監督には「心からおめでとうと言いたい。なぜなら、彼は本当によくやったからだ。リーグで優勝するというのは難しいが、それを達成した」と称賛の言葉を送っていた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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