「史上最高のスペイン人選手」は? ファン投票結果を英メディア紹介、J戦士も複数ランクイン

現役でTOP20入りの(左から)イニエスタ、D・シルバ、デ・ヘア【写真:AP & 高橋学】
現役でTOP20入りの(左から)イニエスタ、D・シルバ、デ・ヘア【写真:AP & 高橋学】

ダビド・シルバのシティ退団にともないランキング紹介 1位にはイニエスタが輝く

 マンチェスター・シティの元スペイン代表MFダビド・シルバは今季限りで契約満了を迎え、同クラブでのキャリアに終止符を打つことになった。今後の去就が注目されるなか、英メディアはシルバを始めとするスペイン人選手の活躍の歴史に着目。ファン投票による「史上最高のスペイン人選手」ランキングを紹介している。

 シルバはバレンシアの下部組織からトップチームに昇格し、エイバルとセルタへの期限付き移籍を経てレギュラーに定着。2010年にシティに完全移籍を果たした。その後は10年間にわたって主力として活躍。公式戦434試合77得点、4度のプレミアリーグ優勝という輝かしい実績を残している。

 一時代の終わりを告げるシルバの退団を受け、「GIVE ME SPORT」は「数え切れない魔法の瞬間を見てきた。シルバがイングランドでプレーするのを見るのは、史上の喜びだった」と称賛。そのうえで、「歴代のスペイン人選手のなかで、彼はどの位置にランク付けされるのか?」として、あらゆるものをウェブ投票でランク付けする米サイト「Ranker」でのファン投票の結果を紹介している。

 ランキングでは20位以上の選手を紹介。近年活躍した選手では、元スペイン代表MFセスク・ファブレガス(モナコ)や同DFジェラール・ピケ(バルセロナ)、現役代表選手のGKダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)らが11位~20位にランクインしている。

 10位からは元スペイン代表MFシャビ・アロンソ、同FWラウール・ゴンザレスと続き、8位にシルバがランクイン。これほどの実績を残した名手でもトップ5に入れないほど、スペインが多くのスターを排出していることの証左とも言えるだろう。

 その後は元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(元リバプールなど)、同FWダビド・ビジャ(元バレンシアなど)とJリーグでの活躍も記憶に新しい選手(トーレスはサガン鳥栖、ビジャはヴィッセル神戸でプレー)が入った。トップ3は3位に元スペイン代表GKイケル・カシージャス(ポルト)、2位に同MFシャビ・エルナンデス(元バルセロナなど)と納得の人選となっている。

 そのなかで栄えある1位に選ばれたのは、神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだった。バルセロナで黄金時代の中心選手として名を轟かせ、2018シーズン途中からはJリーグに活躍の場を移したイニエスタ。「GIVE ME SPORT」は記事の中で「イニエスタが史上最も偉大なスペイン人選手。これについて異論はないだろう」と綴っている。

 イニエスタは2018シーズン途中の神戸加入以降、継続的にハイパフォーマンスを披露。今年の元日には天皇杯決勝で鹿島アントラーズを2-0で下し、クラブ初タイトルを獲得する原動力となった。日本サッカー界にとって、その輝きをリアルタイムで堪能できることは大きな財産と言っていいだろう。

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