元英代表DF、チェルシーの”的外れ”補強を指摘 「GKを変えない限り先に進めない」

ジェイミー・キャラガー氏がチェルシーの補強について言及【写真:Getty Images】
ジェイミー・キャラガー氏がチェルシーの補強について言及【写真:Getty Images】

キャラガー氏が積極補強に乗り出すチェルシーについて言及

 多くのクラブが新型コロナウイルスの影響により、移籍市場での動きが鈍くなっている。そんななか、積極的に新戦力を補強しているのが、プレミアリーグのチェルシーだ。すでにアヤックスからモロッコ代表FWハキム・ツィエク、RBライプツィヒからドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを獲得した。さらにレバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツも5年契約で獲得と報じられた。しかし、こうした補強も意味がないと、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は語る。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

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 将来を嘱望されているハフェルツは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)への出場を求め、レバークーゼンからチェルシーへの移籍を希望しているとされている。まだ、チェルシーの来季のCL出場は確定していないが、すでに5年契約で個人と合意に達しているようだ。

 また、マンチェスター・シティからバイエルンへ移籍したドイツ代表FWレロイ・サネは、「この夏にドイツのトップクラスの選手であるヴェルナーとハフェルツを獲得したことは、チェルシーにとって良かったと思うよ」と、語っている。

 しかし、キャラガー氏は、チェルシーが優先して補強するべきは、攻撃的な選手ではないと考えているようだ。

「チェルシーは、GKを変えない限り、これ以上、先に進むことはできないよ。GKがどれだけ重要か、今のチェルシーを見ればよく分かる。このチームには、良いところがたくさんあるし、ユルゲン・クロップ監督が数年前にやっていたことを彷彿とさせる。フランク(・ランパード監督)は、監督キャリアをスタートさせたばかりだが、この大型補強はチームを変えるだろう。ただ、チェルシーには守備ができる人が必要だ。彼らが喫している失点数を見てほしい。そして正直なところ、その多くはGKのせいだと思うよ」

 自身の見解としては、GKの補強を優先すべきだと述べている。22日の第37節リバプール戦では3得点しながらも、5失点を喫して敗れたチェルシー。チームには、GKとして史上最高額の移籍金でチームに加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガもいるが、その移籍金に見合う活躍はできていない。

 チェルシーは、バルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンや、アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラク、パリ・サンジェルマンのフランス代表GKアルフォンス・アレオラ、アヤックスのカメルーン代表GKアンドレ・オナナといった複数のGKをリストアップしているとされるが、キャラガー氏を納得させられるGKを獲得することはできるだろうか。

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