「泣けてきちゃう」 伝説のFKキッカーが感謝、Jリーグ創成期に刻んだ美しき思い出

ブラジル代表や横浜フリューゲルス活躍したDFエドゥー【写真:Getty Images】
ブラジル代表や横浜フリューゲルス活躍したDFエドゥー【写真:Getty Images】

【あのブラジル人元Jリーガーは今?】エドゥー(元横浜フリューゲルス):後編――1993年に来日、加茂監督とともにチーム作りにも貢献

 トリノ(イタリア)やポルト(ポルトガル)といったヨーロッパの強豪チームや、ブラジル代表でもプレーしたMFエドゥーが、横浜フリューゲルスでプレーするというのは、Jリーグ創世記を彩る大きな話題の一つだった。そして、彼は期待に応えることはもちろん、その経験を生かし、チーム作りにも大きく貢献した。

 1993年に来日したエドゥーのモチベーションは非常に高かった。

「『Jリーグを価値あるものにしよう』という提案に魅力を感じたんだ。この新しいリーグで、日本サッカーは強くなろうとしていた。サッカーに投資をし、ビッグクラブを育てようとしていた。僕にとっても新たな挑戦だった」

 フリューゲルスでの彼の貢献は、プレーだけではなかった。当時、チームを指揮していた加茂周監督とともに、選手のポジショニングなどを指導したのだ。

「加茂さんは僕をとても尊重してくれて、どんなふうにチームを組み立てるべきか、最初から話し合っていたんだ。彼はゾーンプレスをやってみたいから、手助けしてほしいと言ってくれた。僕はイタリアでプレーし、ミランがやっていたゾーンプレスを知っていたから、その概念を伝えることはできるし、どんな練習をすれば良いかも分かる。日本人の文化では、何かを指示されて、それに納得さえすれば、良い意味で従順に一生懸命取り組むよね。だから、そのうち、ミランがやっていたような形に近づくことができたんだ」

 そしてチームは、1993年にナビスコカップ(現ルヴァンカップ)準決勝進出と天皇杯優勝、1994年のJリーグ・サントリーシリーズ(1stステージ)では8連勝で一時は2位に上り詰めるなど、結果を出していった。

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