「本当に光栄だった」 W杯出場FW、“日本帰化”に感謝「受け入れてくれた国を…」 

かつて日本代表の一員としてワールドカップに出場したFW呂比須ワグナー氏【写真:Getty Images】
かつて日本代表の一員としてワールドカップに出場したFW呂比須ワグナー氏【写真:Getty Images】

呂比須氏、日本サッカーを高評価 「よりテクニカルで、戦術的になった」

 かつて日本代表の一員としてワールドカップ(W杯)に出場したFW呂比須ワグナー氏が、日本サッカーの進化を語るとともに、自身の“日本帰化”について言及。「本当に光栄だった」と胸襟を開いた。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が伝えている。

 現在51歳の呂比須氏はサンパウロの下部組織からトップチームに上がり、1987年に海外助っ人として日産自動車(横浜F・マリノスの前身)に加入。その後、日立製作所本社サッカー部(柏レイソル)、本田技研工業サッカー部、ベルマーレ平塚(湘南ベルマーレ)、名古屋グランパスエイト、FC東京、アビスパ福岡を渡り歩き、2002年に現役を引退した。

 指導者に転身した呂比須氏は、母国で複数のクラブを指揮。2012年にはジョゼ・カルロス・セホーン監督とともにガンバ大阪でヘッドコーチに就任するも、開幕から公式戦5連敗と成績不振により、セホーン監督とともに解任された。再び母国クラブで指揮を執り、2017年にアルビレックス新潟の監督に就任するも、苦戦を強いられて1年で退任。現在はボタフォゴFCのコーチを務めている。

 呂比須氏は日本サッカーについて「よりテクニカルで、戦術的になった。強度も非常に高い。選手たちのプロ意識も素晴らしい」と高評価。これまで数多くのブラジル人選手がJリーグでプレーしているなか、「ブラジルで私たちが夢見ているすべての労働条件を手にすることができる」と語っている。

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