浦和の大槻監督、昨季王者とドローもJリーグ再開に喜び 「素晴らしかった」

浦和レッズの大槻毅監督【※画像はスクリーンショットです】
浦和レッズの大槻毅監督【※画像はスクリーンショットです】

大槻監督、横浜FM戦の課題と収穫に言及 「主体的な守備をし、攻撃は少しバテてた」

 浦和レッズの大槻毅監督は、4日のJ1再開初戦で昨季王者の横浜F・マリノスをホームに迎えて0-0で引き分けた試合を終え、「マリノスと試合をできたことが素晴らしかった。両者が勝利を目指して頑張るという光景が戻ってきたことを喜んでいる」と話した。

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 J1は2月末で新型コロナウイルスの感染拡大により中断となり、その間には緊急事態宣言の発令もあり活動停止するクラブも多数。その後、段階的にトレーニングが再開され、無観客でのリモートマッチのなかでこの日の再開を迎えた。

 その一戦が昨季王者という環境だっただけに、大槻監督は「これまでトレーニングを積んできて、長い時間は空いたけれどもそれを出そうという話はした。今日の試合に臨むにあたって、前に出る意識を必ず出そうと話をした」と話したものの、まずは「マリノスと試合をできたことが素晴らしかった。両者が勝利を目指して頑張るという光景が戻ってきたことを喜んでいる」と、リーグ戦の再開そのものへの喜びを語った。

 一方で、ピッチ上の浦和もまた今季から取り組む4バックで、横浜FMを相手にハードワークで対応。コンパクトな陣形を維持しながら、鋭いカウンターを繰り出してMF汰木康也やFW杉本健勇に決定機もあった。また、2月の公式戦2試合で合計4失点を喫し、すべてがクロスからだったという守備陣も無失点で抑えた。オーストラリア五輪代表で主将のDFトーマス・デンも公式戦デビューを果たしてハイパフォーマンスを見せるなど、前向きな要素も十分にあった。

 それでも指揮官は「狙いを持って主体的な守備をして、攻撃のところは少しバテてしまった。やってきたことは継続している。上積みをしていこうという話だった。最後の(GK西川)周作のビッグセーブ含め、セットプレーで先に触られたものもありすべてが上手くいったわけではない。お互いに決め切れなかった。良い守備というよりそういう部分だと思う」と、慎重な姿勢は崩さなかった。

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