「彼ほど…」 日本で愛される元助っ人Jリーガーに海外脚光「特別なものがあった」

かつて名古屋グランパスで活躍をした元オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディ【写真:Getty Images】
かつて名古屋グランパスで活躍をした元オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディ【写真:Getty Images】

名古屋で活躍した元豪州代表FWケネディを母国メディアがクローズアップ

 数多くの海外助っ人プレーヤーがJリーグ史を彩ってきた。かつて名古屋グランパスに所属した元オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディも“Jリーグ助っ人列伝”に名前を連ねる1人で、母国メディアのサッカー情報サイト「The World Game」は「彼ほど親しみを込めて記憶に残っている選手はいない」と伝えている。

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 ケネディはドイツに長年滞在し、ヴォルフスブルクやシュツットガルト、ケルンなどでプレー。2009年夏にカールスルーエから名古屋に加入し、1年目は15試合6ゴールをマークした。194センチの長身を誇るストライカーが爆発したのは2010年だ。31試合17ゴールで得点王に輝くとともに、名古屋のJ1リーグ初優勝に貢献。さらに翌シーズンも31試合19ゴールで2年連続得点王に輝く圧巻のパフォーマンスを披露した。

 2014年まで6シーズンにわたって在籍し、J1リーグ戦133試合64ゴールの結果を残したケネディをクローズアップしたのが「The World Game」だ。「オーストラリアとアジアのレジェンド、ジョシュア・ケネディ“人としてストライカーとして完璧”」と特集を組んでいる。

 記事では「アジアリーグに進出したオーストラリア人選手の中で、日本の名古屋グランパスにいた彼ほど親しみを込めて記憶に残っている選手はいない」と指摘。さらに「実際、かつてのクラブのファンからこれほど高く評価されているオーストラリア人選手は他にはいないだろう。サポーターとの間に何か特別なものがあった」と続けている。

 またケネディが愛されていたことを物語るエピソードに触れ、「アジアのスタジアムでは外国人選手を見ると、その選手の母国の国旗を見かけることがたまにある。しかし名古屋では、スタンドの一角にオーストラリアの国旗が何十枚も(出身地であるビクトリア州の国旗も)振られていた」と伝えた。

 記事では「名古屋で2シーズン連続得点王、Jリーグ優勝、そして多くの素晴らしいゴールを記録した彼の偉大な功績は、決して忘れられないものだ」という名古屋ファンのコメントも紹介している。

 ピッチを離れれば、礼儀正しく対応する人柄も相まって、多くのファンに愛されたケネディ。2015年夏に惜しまれながらも現役から引退したものの、母国メディアが「彼がいまだに高く評価されているのは当然のことである」と記しているとおり、オーストラリア人ストライカーの活躍はいつまでも語り継がれるに違いない。

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