闘莉王が選ぶ「歴代最強CBベスト3」 “現代最強”に元同僚…「エレガント」な憧れの1位は?

浦和レッズ時代の元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:Getty Images】
浦和レッズ時代の元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:Getty Images】

YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で「最強CB」について語る

 昨季限りで現役を引退した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、4月に公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」を開設し、これまで故郷ブラジルでの様子や「歴代日本代表ベストイレブン」などを公開してきた。そして4日に新たな動画を公開し、「歴代最強のセンターバック(CB)3人」をランキング形式で選出。“らしさ”が溢れた、驚きの顔ぶれとなっている。

 ブラジル出身の闘莉王氏は、1998年に渋谷幕張高校へ留学するため単身で日本に渡り、2001年にJ1リーグのサンフレッチェ広島でプロデビュー。03年にJ2水戸ホーリーホックに移籍し、この年、日本国籍を取得して年代別代表として日の丸を背負うようになった。04年から09年までは浦和レッズの主力として活躍し、06年にはチーム史上初のリーグ優勝に貢献。自身はJリーグMVPを受賞した。10年に移籍した名古屋グランパスでも移籍1年目でJ1制覇。17年からはJ2京都サンガF.C.でプレーし、昨季限りで現役引退を決意した。

 日本代表としても2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)16強進出の原動力となるなど、輝かしいキャリアを歩んできた“闘将”。今回の動画では「歴代最強CB」をテーマに、レジェンドから現役選手まで闘莉王氏が思い描くベスト3を選出している。

 まず3位は、現役選手で欧州最強CBの呼び声も高いリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを選んだ。ファン・ダイクは2018年1月に当時DF史上最高額となる移籍金7500万ポンド(約94億円)でサウサンプトンからリバプールに加入し、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献。2019年のバロンドール投票ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ2位に入り、世界最高のセンターバックとしての評価を確立した。

「最近の中ではファン・ダイク。まだ(キャリアは)始まったばかりだけど、すごくいいCBだと思う。ポジショニングもいいし、ミスも少ない。自分がCBだということを分かっているから難しいことをしない。現代的なCBで足下もすごく上手いし、点も取れる」と大絶賛。リバプールとオランダ代表の要となっている存在だが、28歳という年齢的な伸びしろも指摘。「未知な部分もあるけど、すごく楽しみ。おそらく相当プロフェッショナルな人」と評価していた。

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