プレミアリーグ、再開時の負傷リスクは「25%増」 人工知能プラットフォームが算出

再開後のプレミアリーグは負傷者が続出?【写真:Getty Images】
再開後のプレミアリーグは負傷者が続出?【写真:Getty Images】

過密日程により選手のコンディションが落ち、負傷するリスクが増加か

 英1部プレミアリーグは6月中の再開を目指しているが、短期間での集中開催を強いられることから選手の負傷リスクが通常時よりも「25%増」となる可能性があると指摘されている。英公共放送「BBC」が報じた。

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 新型コロナウイルスの影響により、プレミアリーグは3月13日から開催が見送られ、すでに2カ月以上中断されている。現在は各クラブで少人数グループでの練習が再開され、来週からは接触プレーを伴う練習が再開される可能性がある。

 リーグの最高責任者であるリチャード・マスターズ氏は6月中の再開に自信を見せている。ただし、来季に向けた準備もあり、遅くとも8月中にはシーズンを終える必要があり、再開後は過密日程となることが予想される。

 そうしたなかでは、選手たちの負傷リスクは通常時よりも高くなる危険性があるとの調査結果が明らかになっている。人工知能プラットフォームの「Zone7」の調査によれば、30日間の間に8試合を行った場合、同期間で4〜5試合を行った場合と比べて負傷のリスクが25%増加するという。

 記事によれば、プレミアリーグ2位につけるマンチェスター・シティは6月20日を再開日と仮定した場合、そこからカップ戦も含めて49日間で13試合を行う可能性があるという(チャンピオンズリーグを除く)。よりリスクの大きい状況下でのプレーを強いられることになり、選手のコンディションが心配される。

 ワトフォードのイングランド人FWトロイ・ディーニーやチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテなど感染の危険性を危惧して練習参加を拒否する選手も現れている。リーグ側は再開を熱望しているようだが、選手が安全にプレーできることを願うばかりだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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