英識者も“メッシ対C・ロナウド論争”勃発 92年以降の「歴代バロンドールTOP10」を選出

今後も「メッシ・ロナウド論争」は続いていくことになるだろうか【写真:Getty Images】
今後も「メッシ・ロナウド論争」は続いていくことになるだろうか【写真:Getty Images】

英メディアの番組でライト氏とシアラー氏がトップ10を決定

 英公共放送「BBC」の番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」で、プレミアリーグが創設された1992年以降の歴代バロンドール受賞者のトップ10を決める企画を実施したところ、出演した元イングランド代表FWイアン・ライト氏はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)を、同じく元イングランド代表FWアラン・シアラー氏はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)をそれぞれ1位に選び、ここでも「メッシ・ロナウド論争」が勃発した。英紙「ザ・サン」が報じている。

 1956年に「フランス・フットボール」誌が創設して以来、時代を彩る数々の名選手がバロンドールを受賞してきたが、対象をプレミアリーグがスタートした92年以降に限定しても、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステンや元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンなど豪華な顔ぶれが並んでいる。

 ライト氏は、そんなレジェンドたちの中からC・ロナウドを1位に指名した。バロンドール受賞回数こそメッシより1回少ないものの、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードと異なるクラブでプレーしながら計5回獲得したことを評価。「高い稼働率とパーフェクトなパフォーマンスを見せることへの強い気持ちを考慮すると、彼がわずかに上」として、2位メッシを上回るとした。

 シアラー氏もライト氏と同様に、「今の地位に到達するためにハードなトレーニングを継続してきた」と、C・ロナウドのこれまでの努力を称賛。だがメッシとの比較では、選手としての能力を同氏は重視し、テクニックの面でメッシのほうが優れているとして同選手を1位、ロナウドを2位にランク付けした。

 評価する人によって1位か2位かの違いはあるものの、「彼らのこれまでの出場試合数とゴール数を見てごらん。頭がおかしくなりそうだ」とシアラー氏も語るように、両選手が他の受賞者に比べて実績の面で別次元にいることは間違いない。バロンドール受賞回数やゴール数など、今後もあらゆる分野で両者の優劣を巡る論争が続いていくことになるだろう。

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