傑作級の一撃!? マンUの“キング”カントナ、FAカップ決勝の技ありゴールに再脚光

ユナイテッドで活躍したエリック・カントナに回顧【写真:Getty Images】
ユナイテッドで活躍したエリック・カントナに回顧【写真:Getty Images】

1995-96シーズンのFAカップ決勝で殊勲の活躍 難しい体勢から右足でゴールを奪取

 世界最古のカップ戦として知られるFAカップは現在、新型コロナウイルスの感染拡大により中断している。毎年リーグ戦と並行して行われ、5月に決勝を迎えてきた同大会の再開が待たれるなか、大会公式SNSは過去の名場面に再注目。1995-96シーズンのファイナルで、マンチェスター・ユナイテッドの元フランス代表FWエリック・カントナが決めたゴールシーンを投稿すると、ファンから「大会のベストゴールの一つ」「傑作だ」などの声が上がっている。

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 マルセイユ出身のカントナは、フランスの国内クラブを渡り歩いた後、イングランドのリーズ・ユナイテッドを経て、1992年にユナイテッドへ加入。抜群の勝負強さとカリスマ性を併せ持つエースとして君臨し、同クラブでは4度のリーグ優勝、2度のFAカップ制覇を経験した。気性の粗さからたびたび問題行動を起こす悪癖こそあったものの、加入2年目以降、97年にユナイテッドで現役キャリアを終えるまで、クラブ伝統の背番号7を背負い、ファンからは“キング”の愛称で親しまれた。

 そんなカントナが、1995-96シーズンのFAカップファイナルで決めたゴールは、クラブ史に残る名場面の一つとして挙げられるだろう。このシーズンのリーグタイトルを獲得したユナイテッドは、国内のライバルであるリバプールとの決勝戦に臨んだ。互いにスコアレスで迎えた後半40分、ユナイテッドは右CKを獲得。元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムが蹴ったボールは相手GKに弾かれたものの、こぼれ球に反応したカントナが難しい体勢からの技ありシュートを決め、これが決勝点となった。

 FAカップ公式ツイッターは、ユナイテッドの国内2冠に貢献したカントナ氏のこのゴールに再注目。ゴール動画とともに「キング・エリック」と綴ると、コメント欄には「エリック・カントナは野獣だった」「なんという傑作!」「FAカップ史上でのベストゴールの一つだ」などの声が寄せられている。20年以上の時が経っても、“キング”の一撃はファンの心を鷲掴みにしているようだ。

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