ファン・ハール、マンU時代の“暗黒期”を回想 解任は「人生で最大の驚きだった」

かつてマンチェスター・ユナイテッドの指揮を執ったファン・ハール氏【写真:Getty Images】
かつてマンチェスター・ユナイテッドの指揮を執ったファン・ハール氏【写真:Getty Images】

マンUの再建を託され、2016年以はFA杯を制するも解任 妻からは“警告”も…

 オランダ人指揮官のルイス・ファン・ハール氏は、バルセロナやバイエルン、マンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブで監督を務め、オランダ代表も2度にわたって率いた。そんなファン・ハール氏が2014~16年まで監督を務めたユナイテッド時代を振り返り、晩年は自分の首に縄がかかったような気分になっていたと明かした。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

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 ファン・ハール氏は、2014年のブラジル・ワールドカップ終了後にオランダ代表監督の座を退き、名将アレックス・ファーガソンに代わり就任したデイビッド・モイーズ監督による新体制が失敗に終わったユナイテッドの再建を託された。

 ファン・ハール氏は2015-16シーズンにFAカップを制したものの、クラブを満足させることができず、その2日後に解任となった。就任当時にユナイテッドに在籍していたMF香川真司(現サラゴサ)は、構想外となってドルトムント復帰を決断している。記事では、ユナイテッドでの最後の6カ月は、自分の首に縄がかかったような気分になっていたことを明かしている。

「1月からシーズン終了まで、妻のトゥルスが警告してくれていた。彼女は女性だが、女性はこういうことに対する本能を持っているんだ。私は(会長のエド・)ウッドワードが何を企んでいるのか見えていなかったが、女性は男性とは異なる資質を持っている。私は本当に何かを企んでいるとは思わなかったんだ。自分の契約を終え、ユナイテッドで3年目のシーズンを過ごすことができると完全に確信していた。そして、ウッドワードが私を解雇した時は、私の人生で最大の驚きだったよ」

 また、ファン・ハール氏は「以前に他のクラブや連盟の内部から抵抗を受けたことがあった。しかし、それはユナイテッドで我慢していたこととは比べ物にならないよ」と語り、ユナイテッド内部の圧力があったことを暴露している。

 ウッドワード会長、そして後任として就任したジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム監督)のやり方をいまだに許していないというファン・ハール氏。様々なことが交錯したうえでの監督交代劇だったようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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