ミラン黄金期FW「危険な間違い」 自身の現役時代を後悔、警鐘を鳴らす後輩とは?

ミラン在籍当時のジャン=ピエール・パパン【写真:Getty Images】
ミラン在籍当時のジャン=ピエール・パパン【写真:Getty Images】

元フランス代表FWパパン氏、経営陣の方針に理解示す 「若手を信頼してほしい」

 フランス代表のストライカーとして活躍したFWジャン=ピエール・パパン氏が、古巣であるACミランについて語った。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 ミランは1990年代から2000年代前半に、欧州屈指の強豪として黄金時代を築いたが、近年は低迷。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)など最高峰の大会への出場や、セリエAの優勝争いからも遠ざかっている。黄金期を形成した“ワンマン・オーナー”のシルビオ・ベルルスコーニ氏が去り、中国資本を経て、現在は米ファンド「エリオット・マネジメント」が経営権を取得している。

 イヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)と経営サイドは、OBの元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏や元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏と対立しても若手路線への切り替えを提示している。すでにボバン氏は解任され、マルディーニ氏の退団も秒読みとされるが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューに応じたパパン氏は、その方針に理解を示した。

「忍耐が必要だが、道は正しい。狂気と言えるような出費をせずに若手を信頼してほしい。選手は飛躍することができるが、おそらくこの新型コロナウイルス危機の後、市場価値は下がるだろう」

 こう話すパパン氏だが、冬の移籍市場で獲得した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチのような実績のある選手をチームが抱えることも必要だと説いている。そのうえで、「私なら(パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FW)エディンソン・カバーニの獲得に努力したい」と、自らの考えを明かした。

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