ルーニー、同胞FWケインに“CFのプレー”を要求 「俺が監督なら、前に残るように…」

ルーニー(右)がトッテナムFWケインにアドバイス【写真:Getty Images】
ルーニー(右)がトッテナムFWケインにアドバイス【写真:Getty Images】

時に中盤まで下がってくるプレーに触れ、「俺が監督なら前に残るように言う」と言及

 元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは、トッテナムの同胞FWハリー・ケインに元プレミアリーグ得点王のFWルート・ファン・ニステルローイ氏にその姿を重ねているようだ。マンチェスター・ユナイテッド移籍の噂も挙がるケインの9番としての資質を高く評価。英紙「サンデー・タイムズ」のコラムで見解を明かした。

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 マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍し、クラブ歴代最多の253得点を決めているルーニー。しかし、実際にはセカンドストライカーや中盤でもプレーしており、自身のことを純然たる9番タイプの点取り屋だとは見ていないという。そのルーニーが考える理想のストライカーは元オランダ代表FWファン・ニステルローイ氏であり、それを現代で継承しているのがケインだという。

「この2シーズン、彼がより低い位置まで下がってプレーするのを見てきた。彼はそういうプレーも得意で、セビージャでイングランド代表がスペイン代表に勝った試合でもそうだった。だけど、もし俺が監督なら、彼には前に残り、9番としての仕事をするように言うだろう」

 最近ではケインもルーニーのようにセカンドストライカー的に振る舞うこともあるが、ルーニーはファン・ニステルローイ氏のようにゴール前での仕事に専念してほしいと考えているようだ。

「彼の最大の強みはフィニッシュだ。彼は20ヤード(約18.3メートル)かそれよりも近い位置からのシュートがとても上手い。ハリーはクラシックな9番だ。俺が見てきなかではルートに最も近い。もし俺がチームを作るとしたら、彼はスタメンの一人になるだろう。ハリー・ケインこそが俺にとっての9番。彼を中心にチームを作る」

 ケインはトッテナムで2度のプレミアリーグ得点王に輝き、トッテナムとイングランド代表の両方で絶対的な地位を築いてきた。ルーニーはそんな進境著しい後輩のケインに世界最高のストライカーとしての資質を感じているようだ。

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